【シャーマンキング30周年への情熱(24)】アニメ放送に向けて進められている「飛躍」の準備とは…?
講談社「少年マガジンエッジ」で連載中の「シャーマンキング」シリーズ。シリーズ全体の更なる発展に向けたさまざまな取り組みが進むなか、毎月発売中の第一作「KC完結版」単行本最終巻にも仕掛けが施されるようです。アニメ放映開始以降、一気に飛躍するその時に向けて、どんな想いで準備が進められているのか。その一端をご紹介します。
「完結版」コミックス最終巻に重要な追加コンテンツが…?

いきなりですがお知らせです。マガジンエッジKCから毎月3冊ずつ発売されている「SHAMAN KING KC完結版」(紙版)のコミックス最終巻(35巻)に、オマケページが追加されます。サラッと言っていますが、恐らく初出です。オリジンである『シャーマンキング』の終わりに、その後のサーガをつなぐ情報を載せよう……というコンセプトです。
電子書籍版には続編である『シャーマンキング FLOWERS』のデモ版に相当するものが収録されていますが、これはもちろん紙版にも入るとして、それに加えて、先の時代を知ることができる資料が収録予定です。ただ誤解を受けないよう明確に言いますと、「描き下ろしマンガ」ではありません。
実はその原稿を筆者が担当することになりまして、構成などを武井先生と検討し、周囲の協力を仰ぎながら準備を進めているところです。なかなかのボリュームなので検討内容も多く、また話題も昔から今から未来から……と多岐にわたっているのですが、その打ち合わせの席で、前回(連載23回)の最後に触れた話が出てきたのです。
“『シャーマンキング』はプリンセス・ハオ以降の物語もあって完結している……ということを、改めて皆さんにお伝えする必要がある”という部分ですね。
武井先生と話をするたびに感じますが、先生の熱意は日に日に高まっていて、現在連載中の『SHAMAN KING THE SUPER STAR』とジェット草村先生の『SHAMAN KING レッドクリムゾン』『SHAMAN KING マルコス』をきちんと集約させ、新設定をしっかり整えた上で「フラワー・オブ・メイズ」を描くという道筋を着実に進んでいます。
もちろん鵺澤京先生による「なかよし」連載中の『SHAMAN KING & a garden』もそのひとつなので、どうかひとつひとつお見逃しのないように、そして楽しみにお待ちいただければと思います! 筆者もみなさんに喜んでいただけるよう頑張ります!