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ゲーム界の「強すぎ」ボスキャラ3選。開発者はクリアさせる気がない…?

弾幕シューティング界の「最後の挑戦状」

●『怒首領蜂最大往生』陰蜂;いまだクリア者ゼロ

『怒首領蜂最大往生』(ケイブ)
『怒首領蜂最大往生』(ケイブ)

 最後は、2012年に稼働を開始した縦スクロールシューティングゲーム『怒首領蜂最大往生』(ケイブ)の隠しボス「陰蜂」です。
 
「怒首領蜂」(どどんぱち)シリーズは、大量の敵弾をかいくぐる「弾幕系シューティング」というジャンルの金字塔で、その難易度の高さでも知られています。プレイステーション2版で発売された『怒首領蜂大往生』には「デスレーベル」というボスラッシュモードが収録されていましたが、クリア者が出たのは……なんと発売から7年半後。現在でもクリア者は4人しか報告されていません。

『最大往生』はシリーズ最後の作品なのですが、その裏ボスである陰蜂は「デスレーベル」を超え、間違いなく過去最凶の難易度を誇ります。陰蜂が繰り出す攻撃は、初代「怒首領蜂」の裏ボスの弾幕(通称:ふぐ刺し)と、「怒首領蜂大往生」の裏ボスの弾幕(通称:洗濯機)を組み合わせた、歴代作品の集大成。弾の密度と速度が尋常ではなく、1秒避け続けることも困難なレベルとなっています。

「デスレーベル」がクリアされたことを受け、開発者が最後の挑戦状として作り上げたボスだと言えるでしょう。稼働から8年以上経ちますが、陰蜂をノーコンティニューでクリアした人物はいまだ存在していません。

 こうして眺めてみると、強すぎるボスキャラたちは、「鬼畜ぶり」の多彩さがある意味魅力的です。ここまでの強さのボスキャラに立ち向かう達人たちは、もはや“人類代表”という感覚すら覚えます。気になった方は、挑戦しないまでも、実際のプレイ動画などで頂点の戦いを楽しんでいただけたらと思います。

(古永家啓輔)

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