【漫画】ピアスを開けたのには意味がある…弟の胸に秘めた思いが甘酸っぱくて切ない!
自宅で耳にピアスホールを開けた主人公。穴を開けるのを手伝ってくれた姉は「チャラチャラして」と軽口を叩きますが、そのピアスにはある思いが込められていて……。戸部じろさんが、切ない描写の創作マンガを公開しています。
人によっては単なるファッションではないピアス
自宅で耳にピアスホールを開けた涼太。穴を開けるのを手伝ってくれた姉は、「昔はあんなにかわいかったのに、チャラチャラして」と軽口を叩きます。しかし、涼太にとってピアスには、ある繊細な思いが込められていて……。
「2020年後期・第78回ちばてつや賞一般部門」で佳作を受賞したことでも注目を集める戸部じろさん(@tobeG6)が、Twitterで創作マンガ『日曜日は終末』を公開しました。読者からは「甘酸っぱくて本当に素敵」「弟に幸福が訪れますように」といった感想が寄せられています。
作者の戸部じろさんに、お話を聞きました。
ーー戸部じろさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
HEROさん著作の『堀さんと宮村くん』というWebマンガを見たことがきっかけです。曖昧な男女の空気感などが独特で、その特別な雰囲気に圧倒されました。「こんなマンガ俺も描きたい!」と思って、Webマンガアプリに投稿し始めました。
ーー『日曜日は終末』のお話はどのようにして生まれましたか?
学校の課題で8ページ描けって言われてたんで、それやったら普段自分が描かないような、姉弟の話をテーマに描こうと思いました。僕にも姉がいるんで、ちょうどいいかなと思って。
ーー今回の作品のモチーフとなるアイテムとして、ピアスを選んだのはなぜでしょうか?
もともとモチーフアイテムと心情を絡めようって思ってたんですけど、姉の結婚式に向き合う弟のわずかながらの抵抗って何なのかなと考えたときに、3つ目のエンゲージリングを耳につけていたら面白いかな、と思って輪っかのピアスにしました。
ーー作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。
特によく言って下さるのは、表情が良いとか感情が伝わるとかですね。そこは自分もすっごい意識してるとこなんで、ほんまにうれしいです。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
いつも、読み終わった後に何かを残せる作品になればいいなと思って描いているので、これからも意識して活動していきたいです。日常の中でふと「そういえばあのマンガで」と、思い出してくれたら最高なので。あと普通に伸びたいです。
(マグミクス編集部)