【漫画】シャム猫の朝が早い理由って? くたびれた中年が“イケおじ”になって出勤!
中年男性の飼い猫、シャム猫のジャック。朝は出勤2時間前に飼い主を起こし、いい男になるための身支度の手伝いをするのです……。北郷 海さんのマンガで描かれた朝のひとときが反響を呼んでいます。
猫の献身的なお世話? イケおじはこうして作られる!
イギリスに住む中年男性の飼い猫、シャム猫のジャック。朝は飼い主の出勤2時間前に彼を起こし、いい男になるための身支度の手伝いをするのです……。
北郷 海さん(@kitagoukai)の創作マンガ『とあるおじさんとシャム猫の話』がTwitterで公開されました。本作品は「COMICポラリス」に『Good Morning Leon』というタイトルで掲載された読み切り作品です。紳士とシャム猫の朝のひとときを描いた作品に、読者から「かっこいい」「イケおじはこうして作られているんですね」「シャム猫になりたい」「続きが読みたい」などの声があがりました。
作者の北郷 海さんに、お話を聞きました。
ーー北郷 海さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
小さい時から、文を書くことや絵を描くことが好きだったので、どちらの要素も含むマンガを趣味で描くようになりました。その時は、ペン入れもしていない落書きのようなものだったのですが、ある日知人に「漫画家になっちゃえば?」と言われて「えっ、漫画家ってそんな気軽になれるの?」と疑いつつ、本格的に作品を作り持ち込みに行きました。
ーー『とあるおじさんとシャム猫の話』のお話はどのようにして生まれましたか?
担当編集の方から、「おじさん」をテーマに作品を募集していると言われ、短いページ数ならできそうだと思って考えました。その前に「猫」をテーマにマンガを描いていたので混ざってしまいました(笑)。『猫侍』というドラマのビジュアルが頭に浮かび、あれは和風なので、洋風でいこう、となりました。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「私も飼い猫にジャックと同じ方法で起こされます」という声が結構あって和みました。作中に登場する写真について考察するコメントも、なるほど、と楽しんで読みました。普段からマンガを読み慣れている読者さんは本当に鋭くて、「ここは感覚で描いていたけど、確かにそういう意味だったのかも」と逆に気付かされることも多いです。
『ご恩は一生忘れません』が連載になったのも、読み切り版を読んだ方たちが編集部にたくさん感想を送ってくれたことがきっかけでした。さまざまな娯楽があるなかで、私のマンガに時間を割いてくれて、さらに素敵な感想まで送ってくれる読者の方々。偉すぎます。
ーー単行本『ご恩は一生忘れません』全3巻が発売中です。お話のあらすじや見どころなどをご紹介いただけますか?
無職のヒモ男・涼が、ある日溺れていた大型犬を助けます。その犬が、頭部は犬・身体は人間の半獣姿で恩返しにやってきて……という話です。ふたりのダラダラとした異種バディ感をお楽しみ下さい。
初めての単行本なので拙いところが多々ありますが、読後感はスッキリしているのではないでしょうか。全3巻なのですぐ読めますし、スッキリしたい時にぜひ!
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
ずぼらな性格なので、Twitterの更新がすぐに止まってしまい、各方面からもっと更新しなよ! と叱られるのですが……フォロワーさんを楽しませたいとは思っているので、緩く見守って下さい。フリート機能を使ってちょっとした落書きをあげてみたいです。
(マグミクス編集部)