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『進撃の巨人』エレン役・梶裕貴が演じるキャラ3選 幅広い声色を使い分ける実力派

『進撃の巨人』エレン役・梶裕貴さんが演じるキャラクターを3人ピックアップしてご紹介します。少年らしい高めの声から低くかっこいいイケボまで見事に操る梶さんの演技は、各キャラクターが持つ魅力、等身大の思いや感情を見事に引き出します。

かっこよさもかわいさも、見事に演じ切る…! 『七つの大罪』『からかい上手の高木さん』

『進撃の巨人』The Final Seasonキービジュアル第3弾 (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
『進撃の巨人』The Final Seasonキービジュアル第3弾 (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会

 壁の外の真実や生活、情勢、巨人の正体など物語の核心となる部分が次々と明らかになり、毎度目が離せない『進撃の巨人』。そんな『進撃の巨人』で主人公エレン・イエーガー役を務める声優・梶裕貴(かじ・ゆうき)さん。少年らしい高めの声からかっこいいイケボまで見事に操る梶さんの演技は、各キャラクターが持つ魅力、等身大の思いや感情を見事に引き出します。本記事では、その梶裕貴さんが演じるキャラクターを3人ピックアップしてご紹介します。

●『七つの大罪』 メリオダス

TVアニメ『七つの大罪 憤怒の審判』第1弾キービジュアル (C)鈴木央・講談社/「七つの大罪 憤怒の審判」製作委員会・テレビ東京
TVアニメ『七つの大罪 憤怒の審判』第1弾キービジュアル (C)鈴木央・講談社/「七つの大罪 憤怒の審判」製作委員会・テレビ東京

 ひとりめは、『七つの大罪』のメリオダス。「週刊少年マガジン」(講談社)で連載されていた同名のマンガ(著:鈴木央)が原作です。アニメは2014年10月~2015年3月に第1期が放送され、その後第2期である「聖戦の予兆」が2016年8月~9月に、第3期「戒めの復活」が2018年1月~6月に、第4期「神々の逆鱗」が2019年10月~2020年3月に放送され、そして現在2021年1月より第5期「憤怒の審判」が放送されています。

 本作品の舞台となっているのは、人と人ならざるものの世界が分かたれていなかった古の大地ブリタニア。団長メリオダスを中心とした7人の大罪人からなる伝説の騎士団〈七つの大罪〉、そしてメインヒロインであるリオネス王国第三王女エリザベス・リオネス(CV:雨宮天)を中心とした戦いを描いた物語です。「神々の逆鱗」ではメリオダスとエリザベスの過去、そしてふたりの真実が明かされ、そこから新たな展開に突入していきます。

 梶裕貴さんが演じるメリオダスは、〈七つの大罪〉の団長でありながら魔神族でもある訳アリの存在。過去に大切な存在を守るため裏切り行為を行ない、最高神にとある呪いをかけられてしまったのです。メリオダスは普段は悲しい真実などまったく感じさせないひょうひょうとした態度をとっていますが、その奥には深く強い思いを持ち続けています。そんな彼の二面性、表と裏を見事に演じ分ける梶さんの演技力にはさすがのひと言。また、メリオダスのほか、メリオダスの弟・ゼルドリスやメリオダスの元相棒・ワンドルの声も担当しています。1作品でさまざまな梶さんの演技が堪能できる作品です。

●『からかい上手の高木さん』 西片

『からかい上手の高木さん』キービジュアル (C)2018 山本崇一朗・小学館/からかい上手の高木さん製作委員会
『からかい上手の高木さん』キービジュアル (C)2018 山本崇一朗・小学館/からかい上手の高木さん製作委員会

 ふたりめは、『からかい上手の高木さん』の西片(にしかた)。「ゲッサン」(小学館)にて連載されている同名のマンガ(著:山本崇一朗)が原作です。アニメは第1期が2018年1月~3月に、第2期が2019年7月~9月に放送されました。

 本作品の主人公は、男子中学生である主人公・西片、そして西片と同じ中学校に通うクラスメイト・高木さんのふたり。西片は、いつもからかってくる隣の席の女の子、高木さんに仕返ししようと常に思考を巡らせています。しかし、常に高木さんが一枚上手。失敗し、さらなるからかいを仕掛けられてしまうのです。そんなやり取りを続けていく中で、少しずつふたりの距離は縮まって――。

 梶裕貴さんが演じる西片は、負けず嫌いで、でも押しに弱い一面もあるピュアな男の子。高木さんに対抗心を燃やして日々仕返しを考えているものの、なんだかんだで高木さんのことが嫌いではない様子です。また、物語が進むにつれて高木さんへの好意を感じさせるようなシーンも増えていきます。高木さんのからかいにまんまと引っかかる彼を見ていると、思わずこちらが恥ずかしくなってしまいますが、そんな彼に思わずキュンとしてしまった人も多いのではないでしょうか。西片の思春期らしい揺れる心をこれでもかというくらいに表現しきる、梶さんの少年ボイスに注目したい作品です。

容姿端麗、成績優秀な実力派にぴったりのイケボも…!『僕のヒーローアカデミア』

●『僕のヒーローアカデミア』 轟焦凍

『僕のヒーローアカデミア』第5期キービジュアル (C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会
『僕のヒーローアカデミア』第5期キービジュアル (C)堀越耕平/集英社・僕のヒーローアカデミア製作委員会

 最後は『僕のヒーローアカデミア』の轟焦凍(とどろき・しょうと)。「週刊少年ジャンプ
」(集英社)にて連載されている同名のマンガ(著:堀越耕平)が原作です。アニメは第1期が2016年4月~6月に放送され、その後第2期が2017年3月~9月に、第3期が2018年4月~9月に、第4期が2019年10月~2020年4月に放送されました。また、2021年3月より第5期も開始予定です。

 本作品の舞台となっているのは、世界総人口の約8割が「個性」と呼ばれる超常能力を持つようになった世界。主人公・緑谷出久(みどりや・いずく/CV:山下大輝)は、幼い頃に見たヒーローに憧れ、ヒーローになることを夢見ていました。しかしある日、彼は超常能力が使えない「無個性」だと告げられてしまうのです。しかしそれでも夢を諦めきれなかった出久は、ある日憧れのヒーロー・オールマイト(CV:三宅健太)に出会い――。

 梶裕貴さんが演じる轟焦凍は、推薦入学者のひとりとして入学したNo.2ヒーロー・エンデヴァーの息子。右半身で凍らし左半身で燃やすという「半冷半燃」の個性を持っています。また、身体能力が非常に高く、ヒーローとしての実力を見定められる一大イベント「雄英体育祭」でも初っ端から敵を瞬殺するなど圧倒的な力を見せつけます。一方で、普段は口数も少なくクールな実力者といった印象の彼ですが、父親との確執など心の闇を感じさせる場面も。彼の内に秘めた熱い思いと影、成長していく姿を、低く落ち着いた、それでいて力のある声色で表現している梶さんの演技に注目です。轟の思いの強さを感じずにはいられません!

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 以上、梶裕貴さんが演じるキャラクターを3人ご紹介しました。このほかにも『ドラゴンクエスト ダイの大冒険(2020年版)』のヒュンケルや『妖怪ウォッチ』フユニャンなど、バリエーションに富んだ声を使い分ける梶さん。今後もさまざまなキャラクターの魅力を引き出してくれること間違いなしです。皆さんは、どのタイプの梶裕貴さんが好きですか?

(月乃雫)

【画像】少年・かわいい系の男性役が合う?梶裕貴の出演作(6枚)

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