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「判断が遅い!」鱗滝左近次役、声優・大塚芳忠さんの演じるキャラ3選

『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう/CV:花江夏樹)の師匠である鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)。元・水柱という確かな実績を持ち、鬼殺隊隊員の「育手(そだて)」を担う鱗滝さんを演じるのは、大御所声優・大塚芳忠さんです。この記事では、他作品で大塚さんが演じるキャラクターを3人ご紹介します。

安定のかっこよさ! 渋さが光るいぶし銀声優・大塚芳忠

『鬼滅の刃』より、鱗滝左近次 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
『鬼滅の刃』より、鱗滝左近次 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』の作中で、「判断が遅い」とビンタで炭治郎を叱った師匠・鱗滝左近次。その厳しくも温かな指導は、炭治郎に「全集中の呼吸」を授けました。そんな鱗滝役を担当するのは、大御所声優・大塚芳忠(おおつか・ほうちゅう)さんです。時に渋く、時に明るい役をこなす大塚さんの演じるキャラクターを3つご紹介します。SNSでも「キャラが立ってる」「一貫してシビれる」と評判です。

●『NARUTO-ナルト-』自来也役

著:岸本斉史『NARUTO-ナルト-』第1巻(集英社)
著:岸本斉史『NARUTO-ナルト-』第1巻(集英社)

『NARUTO-ナルト-』は同名マンガ(著:岸本斉史/集英社)を原作としたアニメで、アメリカや台湾、韓国など世界各国でも放送された人気作品です。大塚さんは、主人公・うずまきナルト(CV:竹内順子)の師匠である自来也(じらいや)を演じています。

 5大国のうちのひとつ・火の国には、忍(しのび)の里である「木ノ葉隠れの里」がありました。里の忍者学校(アカデミー)に通う少年・ナルトは、いたずらばかりの超問題児。ナルトは里の長である「火影(ほかげ)」を目指しているものの、その体には12年前に里を苦しめた「九尾の妖狐(きゅうびのようこ)」が封印されており、里の大人たちからも冷たい目で見られていました。ある日、中忍試験を控えたナルトの前に、女湯を覗く謎の男が現れます。その男はなんと、「伝説の三忍」のひとり・自来也で――?

 それまでナルトが師事していたエビス(CV:飛田展男)をあっさりと倒し、自らを「ガマ仙人」と名乗る自来也。女湯を覗いたり、はたけカカシ(CV:井上和彦)の愛読書『イチャイチャパラダイス』の作者だったりと、「オープンスケベ」な一面も。そんな明るく実力のある自来也を、大塚さんは豪快な声で演じています。その豪傑さを体現した声は、大柄で快活な自来也にぴったり。鱗滝さんとはまた違う大塚さんの「師匠」っぷりを見られるキャラクターです。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「バンダイチャンネル」などで見ることができます。

●『SoltyRei』ホウ・チュウ役

『SoltyRei』 画像は「全話いっき見(R)ブルーレイ」(フロンティアワークス) (C)2005 Shuzilow.HA・GONZO
『SoltyRei』 画像は「全話いっき見(R)ブルーレイ」(フロンティアワークス) (C)2005 Shuzilow.HA・GONZO

『SoltyRei』は、フリーデザイナーのShuzilow.HA(しゅうじろう・は)が原作を、アニメ制作会社「GONZO」が企画原案を担当したオリジナルアニメです。大塚さんは、自身の名前から名付けられた爆弾魔のキャラクター、ホウ・チュウを演じています。

 賞金稼ぎの男・ロイ・レヴァント(CV:中田譲治)は、12年前に起きた大災害「ブラストフォール」以来、行方不明になった娘を探し続けていました。ある日、ロイは空から落ちてきた記憶喪失の少女・ソルティ(CV:斎藤桃子)と出会います。ソルティは、サイボーグ技術であるリゼンブルを全身にほどこした「機械仕掛けの少女」だったのです。ロイは不本意ながら、身寄りのないソルティを保護することに。ここからロイの運命は大きく変わり始めて――?

 大塚さん演じるホウ・チュウは、ロイが過去に捕まえた爆弾魔です。ロイに復讐するため、刑務所を脱獄し計画的に爆弾を仕掛けてきました。通行人に爆弾を仕掛けて人質に取ったり、子供の目の前に爆弾を置いたりと、わざと非道な手段を選ぶホウ・チュウ。彼の気味の悪い笑い方や意地悪な話し方を、大塚さんは余裕たっぷりに演じています。なお、「ホウ・チュウ」の名を大塚さんの名前から取ったことについて、ご本人は許可しているとのこと。SNSでも「狙ってやってるだろ」「知った時は盛大に吹いた」と評判です。この作品は、「dアニメストア」「U-NEXT」「FODプレミアム」などで見ることができます。

●『宇宙戦艦ヤマト2199』真田志郎役

『宇宙戦艦ヤマト2199追憶の航海』 (C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
『宇宙戦艦ヤマト2199追憶の航海』 (C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会

『宇宙戦艦ヤマト2199』は、『宇宙戦艦ヤマト』のリメイク版として制作されたオリジナルアニメで、テレビ放送に先立って劇場でも公開されました。大塚さんは、戦艦ヤマトの副長兼技術長を務める名参謀・真田志郎(さなだ・しろう)を演じました。

 時は西暦2199年。強大な軍事力を持つ異星国家・ガミラスと戦争していた地球軍の防衛艦隊は、もはや壊滅寸前でした。小惑星や隕石を使った「遊星爆弾」を落とされた地球は、破壊と汚染が進み、人間が追いやられた地下都市にも迫ろうとしていました。そんななか、三等宙尉の古代進(こだい・すすむ/CV:小野大輔)は兄・古代守(こだい・まもる/CV:宮本充)を戦争で亡くします。ある日、進は待機中に警報が鳴ったことを理由に「乗るな」といわれた戦闘機に乗り、「兄さんの仇だ」と敵偵察機を撃ち落とそうとします。しかしその機体は武装を外してあり、何も撃つことができなくなっていて――?

 真田は旧作同様、戦死してしまった古代守の同期かつ親友です。常に冷静な真田はそのクールさから「コンピューター人間」と揶揄されることも。しかし、守の乗っていた「駆逐艦ユキカゼ」の残骸について報告を受けたときは、ユキカゼに生存者がいないことを改めて確認し、情の強い一面も見せました。大塚さんは、真田の内に秘めた静かで熱い思いを繊細な演技で表現。副長としての安定感もひしひしと伝わってきます。なお、真田の名セリフとして知られる「こんなこともあろうかと」は残念ながら本作にはありません。しかし、作画も美しく随所に世界観の説明も入るので、旧作を知らない方でも楽しめます。この作品は、「Netflix」「U-NEXT」「Amazonプライム・ビデオ」などで見ることができます。

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『魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~』『歌舞伎町シャーロック』など近年のアニメはもちろん、数々の洋画吹き替えでも活躍している大塚さん。そのダンディかつ存在感ある声は、今後もあらゆる場面で聞けることでしょう。

※配信状況は記事掲載時点のものです。

(新美友那)

【画像】大塚芳忠さん演じる、名脇役たち(6枚)

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