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アニメ『魁!!男塾』放送から33年。打ち切りに遭うも、漢(おとこ)のルールを教えてくれた

1988年2月25日はTVアニメ『魁!!男塾』の放送が開始された日です。『北斗の拳2』の後番組として始まった本作は、一世風靡SEPIAの歌うオープニングテーマ「汚れちまった悲しみに…」、エンディングテーマ「幾時代ありまして」、男塾塾長・江田島平八の「わしが男塾塾長 江田島平八である!」の肉声など、聴きどころの多い作品でしたが、PTAの抗議などもあって打ちきりの憂き目にあった不遇な作品でもありました。

「わしが男塾塾長 江田島平八である!」

男塾最強の男といえば、塾長の江田島平八。画像は「魁!!男塾 TVアニメシリーズDVD-BOX」(ハピネット)
男塾最強の男といえば、塾長の江田島平八。画像は「魁!!男塾 TVアニメシリーズDVD-BOX」(ハピネット)

 現代でも「週刊少年ジャンプ」は日本、いや世界歴代最高のマンガ雑誌として綺羅星のごとき傑作を次々と生み出し続けていますが、1980年代半ばから後半にかけて、ほぼすべての掲載作品がTVアニメ化されるという「黄金時代」を迎えた時期がありました。しかも今のように年間150本以上の作品がアニメ化される時代ではなく、50本から80本程度の時期の話です。これはまさに、偉業と言えるでしょう。

 1985年から連載開始した『魁!!男塾』(作:宮下あきら)も、黄金時代の作品のひとつです。全国から札付きの不良を集め、当時としても時代錯誤な軍国主義的教育で男を磨く……という荒唐無稽な作品でしたが、作中に登場する男たちが見せる格好良さと覚悟、そして見たこともない数々の拳法・武術は、少年たちを虜(とりこ)にしていたのです。

 筆者は男塾死天王のひとり、羅刹(らせつ)の使う鞏家・兜指愧破(きょうけ・とうしきは)を真似て人差し指と小指を立ててあちこちを突きまくり、突き指をしたことがありますが、おそらく同様の記憶を持つ方も多いのではないでしょうか。

 もちろん羅刹だけではなく、本作品には個性と強さを併せ持つ強烈なキャラクターが、あとからあとから登場し続けます。主人公の男塾一号生筆頭・剣 桃太郎、根性なら天下一の富樫 源次、怪力無双の虎丸 龍次、マッハパンチの使い手・J、脇役ではありますが存在感抜群の松尾や田沢、秀麻呂といった、一号生の名前を挙げていくだけでも枚挙に暇がありません。

 二号生筆頭の残岩剣・赤石 剛次、三号生筆頭の大豪院 邪鬼に死天王の影慶(えいけい)、羅刹、卍丸、センクウ。当初は敵ながらも後に一号生となる伊達 臣人(だて おみと)、雷電、飛燕、月光など、多彩な魅力を放つキャラクターを数多く生み出した宮下先生のエネルギーには、ただ恐れ入るしかありません。

 そして、男塾で忘れてはいけないキャラクターが、男塾塾長・江田島平八です。「わしが男塾塾長 江田島平八である!」の一声ですべてを解決してしまう迫力と、屈指の実力を誇り、強者が列をなす本作のなかでも別格の扱いを受けていました。最終話近辺では宇宙空間を生身で遊泳するという離れ業すら披露しており、その力はすでに人類すら超えているといっても過言ではないでしょう。

【画像】誰がお気に入りだった?「男塾」の個性的すぎるキャラクターたち(6枚)

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