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神は世界を7日で作り上げたと言われる 猫を作るのにさらに1年くらいかけたのでは?

漫画家の迷子さんによる描き下ろしエッセイ『妄想猫観察』。夜中に起きだした猫をなで回しながら改めて「猫かわいい」と思う迷子さん。神様は7日で世界を作ったと言われていますが、これだけかわいい猫を作るのにはさらに1年くらいかけたのでは……?

猫のかわいさに、神の頑張りを感じずにはいられない

神様の世界を作ろうスケジュール
神様の世界を作ろうスケジュール

 猫は夜中にむくりと起きだし、なでて良いよ祭りを開催する。

 隣にやってきて、目を細めてグーグーと喉を鳴らす。多分寝ぼけているか、自分の人生におけるなんらかのフィーバータイムである。ここぞとばかりになでまわす。

 なで回しながらつくづく見回すが、猫は本当にかわいい。なんとただ「猫かわいい」を連発しているだけのこの謎の文章とマンガ、40回を突破してしまった。いいのだろうか? まあいいか、許される限りやろう。猫はかわいいのだ。顔も仕草もかわいいし毛並みまで柔らかい。触っていて幸せな心地になる毛並みだ。こんなかわいい生き物が身近にいていいのだろうか。

 神は世界を7日で作り上げたと言われるが、その後1年くらいかけてじっくり猫を作り上げたのではないだろうか。猫を素晴らしいと思い続けているのだから、その根拠を探し求める旅にでも出た方がいいのかも入れない。世界の端々から猫がかわいい根拠を探し当て、過去の文献を暴き、苦難を乗り越え、時にはドラマチックな物語とかを適当にはさみ、真理に到達し、一大帝国を築き、数多の争いと犠牲の後に「新訳猫書」とかそういう名前の一冊の本にまとめられるのだ。それをもとに世間に布教するくらいはするべきかもしれない。終焉の折り、天から無数の猫の鳴き声が地上に降り注ぎ、荒れ果てた大地は巨大な猫が丸まった毛皮の中心部に果てしなく吸い込まれ落ちていく。かくして世界は1匹の猫に収束する。世界を支えていた亀を背に乗せて猫はぽてぽてと移動し、いつかまた、次の世界を毛玉と一緒にケロケロと吐き出したりするのだろう。なんとめでたいことだろうか。

 しかし、酔いの席などでいざこんな話をしてみると「そうだそうだ」という手合いも結構そこらにいるので、自分が浅慮な考えを広める必要はないらしい。

 猫がかわいいことは普遍の事実なのだし、まあそれはそうだ。

 いつか生涯を閉じる際、手に猫の毛並みの触感が残っていることを切に願っている。

(迷子)

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