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第一部完結『チェンソーマン』 アニメ放送の前に原作が読みたくなる5つの理由

『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』が大ヒットし、書店でも品薄状態が続く「ジャンプコミックス」のなかで、ぜひオススメしたいマンガが『チェンソーマン』です! 2021年に発表された「第66回小学館漫画賞」の少年向け部門も受賞している作品で、今後ますます人気が出ること間違いなし。一体どんなところが魅力なのでしょうか。

『チェンソーマン』の、悪魔より悪魔っぽい主人公

チェンソーとなって戦う主人公・デンジ 著:藤本タツキ『チェンソーマン』第1巻(集英社)
チェンソーとなって戦う主人公・デンジ 著:藤本タツキ『チェンソーマン』第1巻(集英社)

 2021年3月4日(木)、単行本第11巻が発売され第一部が完結! TVアニメ化も決定し今後ますます注目度が高まること間違いなしのマンガ『チェンソーマン』(著:藤本タツキ)。『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』のように、書店で品薄になり始めた作品です。まだ読んでいない人に向けて「こんなところがオススメ!」というポイントをまとめました。

●正義感にあふれていない主人公

『チェンソーマン』は、主人公の少年・デンジが、人を襲う悪魔を退治するデビルハンターとして生きていく物語です。これだけ聞くと正義感あふれる品行方正な主人公を想像しますが、デンジはそのイメージとは全く違います。

 デンジがデビルハンターになったのは、父の代わりに負うことになった多額の借金を返すため。毎日貧しい生活を送っていたデンジは、“普通”の生活を夢見て、犬の姿をしたチェンソーの悪魔・ポチタとともに悪魔を倒して日銭を稼いでいました。しかしある日、ゾンビの悪魔に体をバラバラにされて殺されたのをキッカケにポチタと融合。自らの体からチェンソーの刃を生やして戦う力を手に入れます。そこでマキマという公安警察の人間にスカウトされ、今度は公安のデビルハンターとして戦っていきます。

 しかし、その後もデンジが戦う理由は「人類のため」などではなく、「勝ったらおいしいものが食べられる」「女の子とデートがしたい」など自分の欲望に忠実です。デンジ自身は基本的に“純粋ないい奴”なのですが、行動原理が欲望や願望に忠実であることは基本的にブレません。その清々しさがデンジの魅力でもあります。

●激しすぎる戦闘シーン

 デンジが「チェンソーマン」として戦うシーンは大きな見どころのひとつです。己の体から生えたうなるチェンソーをこれでもかと振り回して、敵の悪魔の体を斬って斬って斬りまくっていく姿はかなり衝撃的です。血しぶきが舞うどころか、戦いの最後には必ず血まみれな状態になっていて、味方の人間でさえちょっと引く場面があるほどです。デンジの方がむしろ凶悪な悪魔に見えてきます。『新世紀エヴァンゲリオン』で「エヴァ」が暴走したときのシーンを見て“グロいんだけど、なんか好きで見ちゃう”という人は、きっと「チェンソーマン」の戦闘シーンも心に刺さるでしょう。ただ、そういうシーンにあまり耐性がない方は心の準備をしておいた方がいいかもしれません。

「死」が日常の世界! テンポ良すぎて飽きるヒマなし!

デンジたちの運命は!?第一部完結 著:藤本タツキ『チェンソーマン』第11巻(集英社)
デンジたちの運命は!?第一部完結 著:藤本タツキ『チェンソーマン』第11巻(集英社)

●テンポが良すぎる怒濤の展開

 話の展開が早くてどんどん読めてしまうのも『チェンソーマン』の魅力です。マキマにスカウトされて公安のデビルハンターになったデンジは、研修などをすることもなく、いきなり最前線の任務につかされてさまざまな敵と戦っていきます。そして戦闘が終わればすぐにまた新たな戦闘。しかも登場するのは「コウモリの悪魔」「永遠の悪魔」「銃の悪魔」など、ユニークで恐ろしいものばかり。読んでいる方も休憩するタイミングがないほどのテンポ感です。

 また、登場人物たちの入れ替わりも激しいです。“このキャラ、やっと仲良くなってきたな”と思ったら、次の戦闘であっさり死んでいくこともよくあります。「死」があまりに日常にある世界観も『チェンソーマン』独特の魅力です。

●伏線大回収のどんでん返し

「伏線は回収までイッキに読みたい!」そんな人にも『チェンソーマン』はオススメです。例えば、デンジの心臓は、チェンソーの悪魔であるポチタが融合したものなのですが……物語の途中から、この心臓(チェンソーの悪魔)が世界から狙われ始めます。その理由が何なのか、分からないままひたすら戦いの日々に追われるデンジ。物語の前半に登場した「謎」が後半に掛けてどんどん明らかになっていくのはかなり爽快感を味わえます。都合のいいことに第一部完結となる第11巻は発売されたばかり! 今ならまとめ読みでモヤモヤなしで読めます。

●犬と猫が大好きな人に!

 最後に、犬好き猫好きの方にも『チェンソーマン』はオススメです。まずは犬好きの方に、チェンソーの悪魔・ポチタがとてもかわいいです。丸い体に丸い目、そして顔から生えたチェンソーという見た目のユニークさもさることながら、その人なつっこさも素晴らしいです。デンジと貧しい暮らしをしていたとき、夜、寄り添いながら一緒に寝るシーンはグッとくるものがあります。

 猫好きの方にもオススメな「ニャーコ」という猫も登場します。コチラはパワーというデンジの仲間が飼っている猫なのですが、恐ろしい悪魔ばかりが登場するからなのか、普通に猫を見たときの何倍もかわいく見えます。猫のかわいさを再確認したい人にオススメです。

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「激しさ」「おもしろさ」「かわいさ」全てが詰まった『チェンソーマン』! 未読の方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

(吉原あさお)

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