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【漫画】“伝説の勇者”に選ばれた意外な理由とは? 結末も切ないブラックな物語

今まで誰も抜けなかった聖剣を手にした少年。なぜ自分が“選ばれし者”なのか理由も分からないまま、世界を“平和”にするために魔王と戦って……。キタイシ マサさんがブラックで切ない創作マンガをTwitterで公開しています。

魔王との戦いを経て“女神の選択”の理由が明らかに…

伝説の剣を抜く定番の設定だが…(キタイシ マサさん提供)
伝説の剣を抜く定番の設定だが…(キタイシ マサさん提供)

 よくある“勇者”のイメージとは違った雰囲気の孤独な少年が、誰も抜けなかった“女神の剣”を手にしました。女神に選ばれた者として、周りの人たちにもけしかけられ、少年は世界を守るために魔王との戦いに挑みますが……。

 キタイシ マサさん(@kitaishi_masa16)が、創作マンガ『選ばれし者』をTwitterで公開しました。読者からは「え、つら」「駄女神だな」「誰もやりたがらない学級委員みたいな」といった感想が寄せられています。

 作者のキタイシ マサさんに、お話を聞きました。

ーーキタイシ マサさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 私は中学生の頃から絵を描いたり話を作ったりするのが好きで、その実力を測ってみたいな、と思いTwitterでマンガの公開を始めました。普段はギャグなど、いろんなジャンルの4コマ作品を描いています。

 今回のようなシリアスめな物語作りは、小学生の時に読んだ星新一や高校生になってハマった阿刀田高などのブラックな話に感銘を受け、「私も作ってみたい」と思ったのが始まりです。最近は手塚治虫の短編などにも影響を受けている節があります。

ーー『選ばれし者』のお話は、どのように生まれましたか?

 よくあるベタなストーリーとして、“冴えない主人公がひょんなことから選ばれし者にしか抜けない剣を抜く”というのがあると思うのですが、それが“実は勇者の資質を持っていた”とかではなく、“死んだとしても世の中に特に影響がないから”との“現実的”な理由で選ばれていたとしたら……という意地悪な考えがきっかけです。ベタな話からはついつい意地悪であまのじゃくな展開を考えてしまいます。

“選ばれし者”になって戸惑う主人公(キタイシ マサさん提供)
“選ばれし者”になって戸惑う主人公(キタイシ マサさん提供)

ーー本作では主人公以外の人物の表情は見えませんが、この表現にはどのような意図がありますか?

 話のブラックな雰囲気を壊さないためと、主人公の少年と彼らとの間に親密な関係性がない“赤の他人”であるということを表すためです。また、今回の話は“冷酷さ”が全体の雰囲気としてあると思ったので、顔の表情に表れてしまう人情味のような情報をなるべく削ぎ落としたかったというのもあります。

ーー今回の作品に対する読者からの反応では、どのような声が特に印象に残りましたか?

「この喪失感好き」という声をいただき、「雰囲気を出せてた!」とうれしくなりました。それと、私は単純に物語の意地悪な意外性を求めて描いていたのですが、けっこう深い感想を抱かれていたりもして、しかも自分でも思っていなかったすごく的確な解釈をされていて、描いた私もなるほどなーって思いました。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 これからもギャグ的なものもシリアスなものも、ジャンル問わずとにかく皆さんに面白がってもらえるような、楽しんでいただけるようなマンガを意欲的に描いていくつもりです! 精進していきたいと思います!

(マグミクス編集部)

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