『名探偵コナン』歴代犯人のクズすぎる動機。見方を変えると笑えない?
1996年1月よりアニメシリーズが始まった『名探偵コナン』は、2021年3月6日に放送1000回目を迎えました。数多くのエピソードのなかには、とんでもなく沸点の低い犯人が登場することも。コナン史上、最もクズな犯行動機を紹介します。
くだらない犯行動機の数々。もし現実に起こったら…?
2021年3月6日、ついに放送1000回目を迎えたアニメ『名探偵コナン』では、コナン史上最も悲しい結末を迎えた伝説の神回「ピアノソナタ『月光』殺人事件」がリブート(再起動)されました。数多くの事件が描かれてきた『名探偵コナン』の歴史を振り返ると、全ての事件が胸を痛める結末とは限りません。なかには、あまりにもくだらない犯行動機が明かされ、読者の爆笑やツッコミを誘うことも少なくありません。
※本記事では、作中の事件の真相に関わる記述があります。
例えば、ファンの間で有名なのが、アニメ第135話「消えた凶器捜索事件」。同エピソードは美容室の女性スタッフが何者かに殺害されてしまう事件ですが、最終的に犯人から明かされた動機は“ハンガーを投げつけられたから”というとんでもない理由でした。しかも、映像を見る限り「投げつけた」というより当たってしまっただけ。
さすがの目暮警部も「そんなくだらん理由で人ひとりの命を奪ったんですか!?」と怒りを露わにしました。ネット上でも「コナン史上最もしょうもない犯行動機」「ハンガー事件以上にくだらない殺人事件はないと思う」といった声があがっています。
くだらなさという点では、第153話「園子のアブない夏物語」に登場した殺人犯も負けていません。犯人は茶髪の女性ばかりを次々手にかけていたのですが、その動機は「自分をこっぴどく振ったカノジョと同じ茶髪だったから」というもの。そんなことで命を狙われていたら、おちおち髪も染められませんね。
一方、第505話、506話「弁護士妃英理の証言」では、女性美容師が元カレを殺害する事件が発生します。その犯行動機は、「彼の髪型を新しい恋人の趣味に合わせたくなかったため」。別れてからも元カレの髪を切り続けた彼女としては、どうしても別の女の望む髪型にすることが耐えられなかったそうです。
他にも「ずっとおぼっちゃまでいたかったから」や「将棋ゲームに“待った”機能をつけようとしたから」など、犯人のくだらない動機が起こした事件はたくさんありますが、現実世界にも同じくらい理不尽な理由で引き起こされる事件が存在するのもまた事実です。そう考えると、『名探偵コナン』犯人たちのクズな動機について、笑ってばかりではいられません。それらはある意味、犯罪の不条理をリアルに感じさせてくれているエピソードなのかも……?
(マグミクス編集部)