ネタバレを許せる作品・許せない作品の違いは「様式美」? 新作公開でさまざまな意見
ファン待望の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開直後、多くのファンがネタバレを警戒しました。人の楽しみを奪うような投稿はもちろんNGですが、その一方ネット上では「ネタバレされても怒られない作品」が話題にのぼりました。
勝利が約束されている作品なら…一方「どんでん返し」の展開も
ファンが長年待ちわびていた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が、2021年3月8日に公開されました。話題の作品だけにネット上ではネタバレを警戒する人が多く見られた一方、「ネタバレしても怒られない作品」という話題も注目を集めました。映画に限らず、新作のネタバレにつながる投稿や発言には注意すべきですが、どのようなタイトルが「怒られない作品」ということなのでしょうか?
『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、異例ともいえる月曜日の公開となったため、初日の鑑賞を断念したファンは少なくありません。とはいえ、公開後のSNS上ではストーリーへの言及を避ける人が目立ち、ファンの楽しみに配慮した人は多かったのではないかと思われます。
そんな状況のなかで注目を集めたのが、2019年に公開された『劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>』です。あるファンが「『シティーハンター』は公開初日からネタバレされたのに誰も文句を言わなかった」とツイートしたところ、「様式美を楽しむ作品なので問題なし」「勝利が約束されたストーリーだから」などの声が寄せられました。
確かに『シティーハンター』といえば、主人公が美女から依頼を受ける→最終的には敵を倒す→エンディングは「Get Wild」……といったパターンがおなじみです。特に、映像が静止して「GET WILD」が流れ始めるエンディングは有名で、ファンのなかには「『最後にGET WILDが流れた』という情報だけで観に行きたくなる」と明かした人もいます。
「様式美を楽しむ作品」として、他に『ルパン三世』や『名探偵コナン』なども挙げられています。一方で「どんでん返し系のネタバレは許さない」との声もあるので、意外性を楽しむ作品である場合は特に、配慮が必要になるでしょう。
(マグミクス編集部)