40代コロコロ中年、ホットショットを走らせる。次々と部品が落ちる…? 大人のRCカーライフ(5)
1980年代を「コロコロコミック」と共に駆け抜けた少年たちは、今や40代となりました。ふとしたきっかけで子供のころの愛機、ホットショットを再び手にした筆者でしたが、3か月がかりでどうにか組み上げて外に持ち出したところ、今度は走らせる場所がないことに気づきます。
コース探しに悪戦苦闘

子供時代に夢中になっていたタミヤのRCカー「ホットショット」を40代で再び手に入れた筆者は、どうにかこうにかホットショットを組み上げ試運転にこぎつけました。しかし、本格的に走らせる場所がないのはどうにも参りました。ラジコンが禁止されていない大型の公園を見つけたので試してみましたが、子連れの方も多く、万一小さい子供にホットショットが突っ込んでしまったら目も当てられません。
そこで、人目を気にせず走らせることができるラジコンコースを探し始めたのですが、これが想像をはるかに超えた難題となってしまいました。コースがぜんぜん見つからないのです。
昔は近所にもいくつかあったのでアテにしていたのですが、調べたところすべて数年前に閉鎖されていました。その他にもショップ併設コースがあったはずだと思い、問い合わせたらこちらも閉鎖。あちらもこちらも閉鎖閉鎖で、気づけばコースがかなり減少していたのです。
ようやく見つけたと思っても、ドリフトラジコンと呼ばれるタイプの専用コースだったり、オフロードでも競技用のコースだったりと、筆者のような初心者が気兼ねなく走らせることができそうなコースが近くに見当たらない状況でした。
そこで最近出入りを始めたラジコンショップの方に「どこかないですか?」と尋ねてみたところ、少し離れている場所にいくつかあると教えてもらいました。困ったときは専門家に聞く、セオリーですね。最初からそうしなさいよ自分。
下調べをした結果、今回お邪魔することにしたのは、千葉県富里市にある「新北総サーキット」。こちらには切望していた「初心者用コース」があるのが大きな決め手となりました。まだ操作もままならないので人様のマシンにぶつけたりするのは嫌ですからね。とりあえずは連絡を入れて予約を取ることにします。
いよいよ迎えた予約日に、車にホットショットを積んでいざ出発。カーナビを頼りに国道51号線に乗ってさらに296号線へ。市街地から緑が多い土地へと徐々に変化していく光景を眺めながら進んで行くと……ありました!「新北総サーキット」と書かれた赤い旗が見えます! ようやくラジコンを走らせていい場所にたどり着きました!
ホットショットを注文したのが2020年の9月17日。まさかここまで来るのに半年もかかるとは思いませんでした……。組むのに時間かけ過ぎたのがいけないんですけどね!