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4月7日は鉄腕アトムの誕生日。今こそ「アトムが必要な時代」である理由

今こそアトムが必要な時代では…?

1980年のアニメを26話まで収録した「鉄腕アトム DVD-BOX1」(ジェネオン・ユニバーサル)
1980年のアニメを26話まで収録した「鉄腕アトム DVD-BOX1」(ジェネオン・ユニバーサル)

 さて、皆さんがアトムのことを思い出すときは、どのようなシーンを思い出すのでしょうか。1963年版を見ていた方からは、最終回「地球最大の冒険」のラストシーンが素晴らしいとしばしば話に上がるので、今回Amazonプライムビデオでレンタル視聴したのですが、最後、アトムが遠ざかっていく地球を見ながら「地球は綺麗だなあ」と言い残すシーンは、子供のころに夢中になって見ていたとしたら、絶対に泣いていたでしょう。当時、アトムのシール付きマーブルチョコレートが飛ぶように売れたという話もうなずけます。

 筆者は1980年のアトムが「自分にとってのアトム」なのですが、当時、なぜかお尻からマシンガンを出すシーンがものすごく大好きだったことをよく覚えています。残念ながら2003年版は未視聴なのですが、観ていた方はどのようなシーンが好きだったのでしょうか。ぜひ教えていただければと思います。

 西暦2003年の4月7日に生まれたアトムは、今年でちょうど18歳です。もし実際に存在していたら、空を飛んで災害に苦しむさまざまな場所に駆けつけ、10万馬力を発揮して苦しむ人たちを助けて回っているに違いありません。数年に一度は地震や台風、水害で大きな被害を受ける日本にアトムがいたら、どれほどの救いになることでしょうか。

 過去、日本では数多くのロボットが制作されました。開発者のなかには、「アトムに憧れてロボット開発を目指した」と語る方も多く存在しています。現在でも「ロボコン」など数多くのロボット競技が開催されるほど、ロボット文化が根付いた状況を作り出してくれたのが、おそらくアトムなのでしょう。

 今はまだ無理でも、いつか本物のアトムが生まれてくれることを望んでいるのは筆者だけではないはずです。厳しい時勢が続く状況ではありますが、かつてアトムに夢を見た時代のように、明るい未来が当たり前のようにやってくることを信じられるようになりたい。そう、切に願わずにはいられません。

(ライター 早川清一朗)

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