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『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』映像化で、原作ファンが熱く期待するポイントは?

登場人物が「原作よりイケメン」な問題も…

岡田准一さん主演による映画化第1作『ザ・ファブル』Blu-ray(松竹)
岡田准一さん主演による映画化第1作『ザ・ファブル』Blu-ray(松竹)

 映画版の予告トレーラーを見る限り、「マンションの外周足場」での戦闘アクションや「立体駐車場でのカーアクション」など、原作よりも派手な演出がなされていると思われますが、やはり主演の岡田准一さんによるスタントシーンは大きな見どころのひとつとなるでしょう。

 また今回は佐藤ヨウコ(偽名)役の木村文乃さんが『宇津帆』側の殺し屋である鈴木(配役は安藤政信さん)と格闘シーンを繰り広げる展開なので、そちらも注目したいところです。

 マンガ原作やアニメ原作の実写化作品というと、しばしば「設定が違う」あるいは「ストーリーがまったく違う」といった声があがる状況になりがちですが、前作を見る限り、『ザ・ファブル』の場合は原作の内容を踏襲しつつ、より多くの人が目にしやすいエンタメ作品にうまくアレンジされているように思えます。

 あえて「原作と違う」ところを挙げるとすれば、前作のハゲの「砂川」が向井理さんになったり、中年太りの海老原が安田顕さんになったりと、「登場人物がイケメンになりすぎる」問題があります。今回の「宇津幌」役の堤真一さんも然りです。何より、岡田准一さんが演じる主役の「佐藤アキラ(偽名)」がカッコ良すぎるのですが、とはいえ他にベストなキャスティングが思い当たらないのも正直なところではないでしょうか。

 岡田さんは、2014年のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』や、2015年に日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を受賞した『永遠の0』で見せたシリアスな演技はもとより、それ以前の『木更津キャッツアイ』や『タイガー&ドラゴン』、そして出身地の大阪府枚方市にある遊園地『ひらかたパーク』のCMキャラクター「ひらパー兄さん」として活躍するコミカルな面も持ち合わせています。

 一方、ブルース・リーが創設した格闘技、「截拳道(ジークンドー)」や総合格闘技の「修斗(シューティング)」のインストラクターの資格を持つ格闘スキルなども備え、岡田さんはやはり「佐藤アキラ(偽名)」役に打ってつけといえるでしょう。

 コロナ禍のなか、鬱積した気分をスカっとさせてくれるでろう『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』には、原作マンガのイチ・ファンとして大いに期待したいところです。

(渡辺まこと)

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