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もはや「芸術」…絵がうますぎるマンガ5選。ページをめくるのがもったいない?

マンガの重要な要素のひとつが「絵の上手さ」。ストーリーを引き立てるのも、絵の表現があってこそのものですが…もはや“芸術”の域に達している作品も。そんな「絵がうますぎるマンガ」を紹介します。

描きこみが緻密すぎて「絶句」…?

「マンガの神様」手塚治虫氏はかつて、自身の絵のことを「記号」だと評していました。それからマンガの形態も変化し、緻密な描き込みや美しい造形など、「絵の上手さ」も重要な要素と考えられるようになっています。ストーリーももちろん重要ですが、それを引き立てるための画力もまた、作品の魅力を高めているといえるでしょう。

 本来は数秒でパラパラとページをめくっていくはずのマンガですが、なかには絵がうますぎて“芸術”の域に達している作品も。原画展や展覧会にファンが押し寄せるなど、マンガならではの「絵」の魅力はとどまることを知りません。今回は、数あるマンガ作品の中でも、屈指の画力を誇る5作品を紹介します。

●井上雄彦『バガボンド』

『バガボンド』第1巻(講談社)
『バガボンド』第1巻(講談社)

 井上雄彦先生が大ヒット作品『SLAM DUNK』の次の長期連載としてスタートした作品が『バガボンド』です。剣豪・宮本武蔵が天下無双を目指す旅を描いた物語です。

 本作は連載の途中から、ほかのマンガではあまり例を見ない、“筆”による作画が行われています。『SLAM DUNK』は時にポップな作画でしたが、『バガボンド』は1コマ1コマが絵画として成立するほどの重み。もはや芸術の域に達しているといえるでしょう。

『バガボンド』は、単に強い剣士たちが戦う話ではありません。人間の醜い部分、自我との対話など、精神の世界も細かく描いた作品です。それだけに、表情での語り、武蔵の禍々しい殺意の姿かたちなど、圧倒的な作画力があってこその『バガボンド』だと言えるでしょう。

●三浦健太郎『ベルセルク』

『ベルセルク』第7巻(白泉社)
『ベルセルク』第7巻(白泉社)

 続いては、日本を代表するダークファンタジー作品『ベルセルク』です。復讐の旅に出た主人公・ガッツが、トレードマークである巨大な剣を振り回し、「使徒」と呼ばれる怪物と戦っていく物語です。

『ベルセルク』の作画で最大の特徴は、圧倒的な描き込みです。特に見開きのページは、もはや絶句、あるいはそれを通り越して笑ってしまうほどの描き込み量となっています。

 三浦先生は、かつてのインタビューで「描き込みはねえ、もう病気です。病気としか言いようがない」と語っており、作者本人でさえ制御不能で描き込み続けてしまうようです。とはいえ、この描き込みこそが物語の重厚感を支えていることは間違いありません。

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