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4月15日はアニメ『らんま1/2』の放送開始日。いま振り返れば「完璧すぎる」声優陣

今振り返れば「完璧な陣容」といえる声優陣

原作マンガ『らんま1/2』第1巻(小学館)
原作マンガ『らんま1/2』第1巻(小学館)

 また、山口氏と林原氏だけでなく、本作には多くの実力派声優が顔を揃えています。ヒロインの天道あかねは、『タッチ』で浅倉南を演じて国民的知名度を得ていた日髙のり子氏。天道家三姉妹の長女かすみは井上喜久子氏。井上氏もこの役で母性あふれるお姉さん役としてのポジションを確立し、その後の飛躍につなげています。

 次女のなびきは『名探偵コナン』の江戸川コナン役でお馴染みの高山みなみ氏。高山氏は1987年に放送された『ミスター味っ子』味吉陽一役で主役デビューを果たしていましたが、その後しばらく主役級からは遠ざかって『らんま』しかレギュラーがなかった時期があり、なびき役が心の支えになっていたことを後に語っています。

 乱馬のライバルである響良牙は山寺宏一氏、水を被ると猫になる中国娘、シャンプーは佐久間レイ氏、シャンプーの幼なじみのムースは関俊彦氏、乱馬のもう一人の許嫁でお好み焼きのウっちゃんこと久遠寺右京は故・鶴ひろみ氏。乱馬の父親、玄馬は緒方賢一氏。天道三姉妹の父親、早雲は大林隆之介氏(現:大林 隆介)。

 さらに乱馬、玄馬、早雲の師匠である八宝斎は故・永井一郎氏。シャンプーの祖母、コロンは故・麻生美代子氏と、『サザエさん』で磯野波平と舟の夫婦を演じていたおふたりが、本作でも共演しているのです。

 若手に主役周りを演じてもらい、重要なポジションは実力派と大ベテランで固めるという、完ぺきな陣容です。いま改めて見てみると、実に考え抜かれていることが分かります。このような現場で鍛えられた方々が、今も主役級として活躍しているのは不思議なことではないのでしょう。

 最終的に『らんま』のTVアニメは総集編まで含めれば、全161話が放送されています(18話以降は「熱闘編」に改題され1話から再カウント)。その他にもOVA、劇場版、CDドラマなども数多く発売されています。またキャラクターソングも非常に人気がありました。

 ただ、心残りは『らんま』の原作はアニメ終了後もかなり続いていたため、アニメ化されていないエピソードが多数存在している点です。もちろん、当時と今とでは表現規制の厳しさが違いますので、女らんまの表現など色々変更しなければいけない点はありますが、『犬夜叉』がオリジナル続編として展開されたように、『らんま1/2』も令和に復活してくれないだろうかと思っているかつてのファンは、かなり多い作品なのではないでしょうか。

(ライター 早川清一朗)

【画像】「はしゃぐ恋は池の鯉」…懐かしい『らんま1/2』オープニング(4枚)

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