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実写『ガンダム』監督は日本のアニメ&特撮好き?「赤い彗星」とともに気になる描写は…

「認めたくないものだな」……なんて台詞を言えるのは、今のうちかもしれません。SFアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』が、Netflixで実写化されることが発表されました。『キングコング:髑髏島の巨神』を大ヒットさせた、ジョーダン・ヴォート・ロバーツ監督が撮ることになります。はたしてどんな作品になるのでしょうか?

『Gセイバー』の黒歴史を塗り替えられるか?

2000年にTV放映され、物議をかもした『G-SAVIOUR』フルバージョンDVD(バンダイナムコアーツ)
2000年にTV放映され、物議をかもした『G-SAVIOUR』フルバージョンDVD(バンダイナムコアーツ)

 放送開始から42年。今なお多くのファンから愛され続ける日本のSFアニメ『機動戦士ガンダム』が、米国のNetflixで実写化されることが決まりました。2021年4月12日にNetflixが発表した内容によると、ハリウッド大作『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年)を撮ったジョーダン・ヴォート・ロバーツ監督が起用され、『ゴジラvsコング』(日本では5月14日公開)や『パシフィック・リム』(2013年)などを手掛けている「レジェンダリー・ピクチャーズ」と「サンライズ」との共同製作になるそうです。

 脚本は『LOST』などの人気TVシリーズで知られるブライアン・K・ヴォーン氏が担当。キャスト&ストーリーは現時点では明かされていませんが、ガンダムをはじめとするモビルスーツがどのように実写化されるのかも含めて、気になるところです。

 ガンダムファンの間では、2000年にテレビ朝日系で放映されたドラマ『G-SAVIOUR』が「黒歴史」として語られています。カナダと日本との合作で、すべて外国人キャストで撮られた『G-SAVIOUR』は、いかにもCGアニメっぽいモビルスーツの重量感のなさが残念な実写ドラマでした。しかし、コロナ禍において契約者数を大きく伸ばしているNetflixなので、今回は相当な制作費を投じた実写化になるのではないでしょうか。実写版『ガンダム』への期待と懸念点について考えてみたいと思います。

日本のポップカルチャーを愛するジョーダン監督

 実写版『ガンダム』のプロデューサーも兼任するジョーダン監督は、家出した少年たちがひと夏を森で過ごす青春映画『キングス・オブ・サマー』(2013年)でデビューしています。1984年米国デトロイト生まれという若手監督ですが、日本のアニメや特撮映画が大好きなことでも知られています。

 監督2作目で大抜擢となった『髑髏島の巨神』では、コングと戦うモンスターの造形を『千と千尋の神隠し』(2001年)のカオナシ、『新世紀エヴァンゲリオン』の使徒などをイメージしていたことを明かしています。日本兵(MIYAVI)の名前「イカリ・グンペイ」は、『エヴァ』の碇親子と「ゲームボーイ」の開発者・横井軍平氏が由来となっています。他にもコングが大ダコと戦うシーンは、東宝の怪獣映画『キングコング対ゴジラ』(1962年)へのオマージュとなっていました。

 ジョーダン監督は、人気ゲーム『メタルギアソリッド』の実写映画化も予定されています。『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督と同じくらい、日本のポップカルチャーをこよなく愛するオタク監督のようです。ジョーダン監督は、富野由悠季監督が生み出した『機動戦士ガンダム』へのリスペクトが感じられる実写版にしてくれるのではないでしょうか。

【画像】実写化してほしい? 記憶に残る『ガンダム』のモビルスーツ(7枚)

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