『魔法少女まどか☆マギカ』完全新作劇場版が始動、ファンが気になるポイントは?
2021年4月25日、TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の放送10周年を記念したイベント、「魔法少女まどか☆マギカ」Anniversary Stageにおいて、完全新作となる『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』の製作が発表されました。
さあ、物語をつづけましょう
TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の放送10周年記念イベントが2021年4月25日に開かれ、完全新作となる『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』(以下)、『ワルプルギスの廻天』の製作が発表、『まどか☆マギカ』ファンの誰もが待ち望んだ最高の知らせがもたらされました。
『ワルプルギスの廻天』は2013年に劇場公開された『[新編]叛逆の物語』の正統続編となり、総監督は新房昭之、脚本は虚淵玄、キャラクター原案は蒼樹うめ、キャラクターデザインは谷口淳一郎、異空間設計は劇団イヌカレー(泥犬)、音楽は梶浦由記の各氏。アニメーション制作はシャフトに。メインスタッフはTV版から引き続き担当する形となります。
もちろん、キャストも鹿目まどか役の悠木碧、暁美ほむら役の斎藤千和、巴マミ役の水橋かおり、美樹さやか役の喜多村英梨、佐倉杏子役の野中藍、百江なぎさ役の阿澄加奈、そしてキュゥべえ役の加藤英美里と、メインキャラクターは全員が続投すると発表されました。
公開されたメインビジュアルには、魔法少女姿のまどかがほほえみながら、黒い手の誰かと手を合わせようとしている姿が描かれています。円環の理ことアルティメットまどかとなり、魔法少女たちを魔女となる運命から救済しているはずのまどかが、なぜ再び魔法少女の姿をしているのか、なぜ引き裂かれているのか、微笑みの意味は何なのか……。
手を合わせようとしているのはおそらく暁美ほむらと思われますが、なぜほむらの姿が描かれていないのか。『[新編]叛逆の物語』の終盤の展開を知っているファンにとっては、実に想像力が膨らむイラストです。
サブタイトルの「ワルプルギスの廻天」も、実に考察をそそる文字が並んでいます。TV版で最強の魔女として登場した「ワルプルギスの夜」が関連しているのは間違いないでしょうが、「廻天」には天を回し天下の形勢を一変させ、衰えた勢いを盛り返すという意味があります。
何が一変するのか、何が衰え、何が盛り返すのか。まどかなのか、ほむらなのか、インキュベーターなのか、それとも他の何かなのでしょうか。おそらく、想像を超えた何かが待ち受けていることは間違いないでしょう。
公開時期などは発表されてはおりませんが、当代一流のクリエイターたちが満を持して集結し、新たに紡ぎあげる『まどか☆マギカ』の物語を楽しみに待とうと思います。
新作が出るのか、やきもきする時間は終わりました。あとはもう、待つだけでいいのだから。