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映画『カラミティ』吹替版主演・福山あさきさんに聞く…夢へと向かう力とは?

笑われることを恐れずに、夢を口に出して行動する

──声優になりたいという夢を追い続けるかあきらめるか、福山さんの中で大きな決断があったわけですね。

福山 養成所に通っていた頃の自分を思い返してみると、特別な夢を目指して頑張っている自分に対する、自己満足で終わっていたような気がします。だったら今度こそ、後悔を残さないように全力を尽くしてやり切ろうと思ったんです。

──その気持ちが、福山さんの原動力になったんでしょうか?

福山 一番はやっぱり、SNSを通して応援してくれるファンの皆さんの存在ですね。私以上に私のことを信じて、喜びや苦しみや迷う気持ちまで理解してくれる皆さんの励ましは、本当に力になっています。YouTubeやツイキャスで朗読コンテンツをアップしたら、「CV:福山あさき」というテロップをアニメや映画で見られる日が来るはずだ……みたいに言ってくれるなんて、本当に勇気をもらえますから。

──その日がついに、『カラミティ』で実現したわけですね。

福山 子供の頃や養成所に通っていた頃は、自分が選ばれた特別な人間で、自分ならすぐに夢を叶えられるはずだって、何の疑いもなく信じていました。うまくいかないことをたくさん経験して、必ずしもそうじゃない現実を理解して受け入れられたからこそ、叶えられたのかもしれませんね。

──大変な時代でも夢を追いかける人に、福山さんから伝えられることはありますか?

福山 私も未熟な新人声優のひとりで、偉そうなことを言える立場じゃないんですけど、ひとつだけ伝えられるとしたら、「目指す夢」は口に出した方が良い……ということでしょうか。笑われて恥ずかしい思いをするかもしれないですし、叶えられなかったらどうしよう……って不安になるかもしれない。それでも言葉にして人に伝えることで、道を開くきっかけが生まれることだってあると思います。

──笑われるのを恐れない勇気が、福山さんにはあったわけですね。

福山 そこは持ち前の負けん気の強さと、見返してやる精神です(笑)。それから、自分自身で行動することですよね。私がSNSに道を見出したように、今はたくさんの方法があるはずです。

『カラミティ』のマーサ・ジェーンも、笑われたって自分自身で行動する女の子です。マーサには自分と重なる部分も多く、ありのままの自分で演じられました。私自身、初主演作で思い入れがあるという以上に、大好きな作品です。SNSを通したファンの皆さんにも、それ以外の方にも、ぜひ見てもらえると嬉しいですね。

(取材/構成:香椎 葉平)

(C) 2020 Maybe Movies ,Norlum ,2 Minutes ,France 3 Cinema)

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