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『閃光のハサウェイ』で活躍する2機、Ξガンダムとペーネロペーの裏にある関係性とは?

2機に装備された最新鋭の武装

Ξガンダムが大きく描かれた、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』キービジュアル (C)創通・サンライズ
Ξガンダムが大きく描かれた、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』キービジュアル (C)創通・サンライズ

 コンセプトの同じ兄弟機ということでΞガンダムとペーネロペーは武装も似たようなものを装備しています。しかし、単に同じものというよりは、最新鋭の装備を実験的に使用しているため、同一のものになった……という方が正しい認識かもしれません。

 もっとも意欲的な装備は、MS単体での飛行を可能にした「ミノフスキー・クラフト」です。それまでのMSではサポートメカを使わなければ自在に大気圏内を飛行できなかったのですが、このミノフスキー・クラフトにより2機は飛行するだけでなく、それまでMSでは不可能だった本格的な空中戦が可能となりました。ただし本体に装備があるΞガンダムと違い、ペーネロペーはフライトユニットがなければ高速戦闘ができないという設定です。

 次に特筆されるのが「ビーム・バリアー」。文字通り、敵の攻撃から自身を防御するバリアーです。しかし、このバリアーはそれだけでなく、進行方向にビームを放射することで大気の干渉を拡散させて、音速飛行を可能とする機能を持っていました。

 この機能にも2機の間に性能差があります。先に開発されたペーネロペーはまだ不完全なものでしたが、後発のΞガンダムは完成したビーム・バリアーを搭載していました。

 そして、強力な武装として2機に装備されているのが「ファンネル・ミサイル」です。サイコミュで誘導操作できるミサイルで、普通のホーミングミサイルよりもコントロール面で信頼がおける兵装です。弱点は、誘導性能がパイロットの技量によるところが大きいこと。ただし、1発の破壊力はMS1機を破壊するのに十分な威力があります。

 もちろん2機ともMSの三種の神器ともいえるビームライフル、ビームサーベル、シールドも装備、大型MSによく装備されている固定式のメガ粒子砲や通常のミサイルも搭載されています。

 この2機の装備、武装を知ると、本作での戦いは空中戦がメインとなることが予想されますね。手に汗握るドッグファイトを期待しましょう。また、今回紹介したデータはあくまでも小説版などから引用した過去のもの。かつて『機動戦士ガンダムUC』がアニメ化した際、小説には登場しなかったネオ・ジオングが現れたように、アニメ化にあたって何らかの強化パーツ追加などのサプライズがあるかもしれません。

 本作はまだ3部作の1本目です。これからの『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の展開を楽しみに、新たな続報に期待しましょう。

(加々美利治)

【画像】再現度高し…? 『閃光のハサウェイ』ファンネルミサイルを撃ち合うΞガンダムとペーネロペー(7枚)

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