【漫画】入院中の少年の前に“座敷わらし”!「遊ぼぉ~」出したのは…笑いと涙の物語
友達とのけんかで重傷を負い、入院中の少年の病室に突然現れた“座敷わらし”。少年に「何でも願いかなえるから、遊ぼぉ~」と言います。そして少年と座敷わらしの不思議なやりとりが始まり……。勝郎さんのマンガが笑えて泣ける!
「何でもあげる」という座敷わらしに少年は「別にいい」?
友達とのけんかで重傷を負い、入院中の少年・優太郎の病室に突然現れたのは、奇妙な風貌の小さな子。自分を「座敷わらし」だと名乗り、少年に「何でも願いかなえるから、遊ぼぉ~」と言います。そして少年と座敷わらしの不思議なやりとりが始まり……。
勝郎さん(@_katsurou_)による創作マンガ『手術直前の少年が座敷わらしと出会う話』がTwitterで公開されました。本作は過去に「週刊少年サンデーS」に『ぼくとわらしと』というタイトルで掲載された読み切り作品です。
少年と座敷わらしが病室で遊ぶなかで心を通わせる、笑いあり涙ありの物語に、読者から「友情が美しすぎて尊い」「面白かった」「かわいい」「いい話」「泣いた」「ほっこりした」「結末が予想外」などの声があがりました。
作者の勝郎さんに、お話を聞きました。
ーー勝郎さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
はっきりと理由は覚えていませんが、小学校の頃には「心のノート」の将来の夢の欄に「まんがか」と書いていたのを覚えています。祖父が着物に絵を描く仕事をしていたので、その影響もあるかもしれません。
ーー『手術直前の少年が座敷わらしと出会う話』のお話はどのようにして生まれましたか?
アシスタント先での何気ない会話からでした。職場のテレビで座敷わらし特集をやっていたのを見て、先輩が「勝郎くんの家に座敷わらしが出たらどうする?」と投げかけてくれたところから練り上げていきました。始めは「刑務所に座敷わらしが出てくる話」など、いろいろな状況で座敷わらしが出てきたら……と考えて右往左往してたのを覚えています。
ーー主人公の優太郎と“座敷わらし”のキャラクターや、ふたりのやりとりが面白くて印象的です。今回のマンガを描くにあたって工夫なさった点、心がけた点などを教えて下さい。
とにかくかわいらしく、子供らしい会話劇を心がけました。ギャグのシーンでもシリアスなシーンでも、常に真剣で無垢なふたりをブラさないように気を付けてネームを切っていたと思います。
ーーたくさんの感想が寄せられています。特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
「安心して読める」というリプライをいただいたのがすごくうれしかったです。キャラクターたちは「手術」というワードを聞いて「死んでしまうかも!」と不安に思うのですが、読者の方には何の不安要素もなく楽しく読み進めていただきたいと思っていたので、漫画家冥利に尽きるコメントをいただけて光栄です。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
今後もストックしている読み切りを定期的に載せようと思っているので、楽しみにしていただけたらうれしいです。
(マグミクス編集部)