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実は主人公が1番ヤバい奴だったマンガ 当初のイメージから激変!

少年マンガの主人公といえば真っ直ぐで正義感あふれる人物像を想像しますが、作品によっては途中でそのイメージが覆される時があります。先日ネット上では、「じつは主人公が1番ヤバい奴だった作品」という話題が注目の的に。当初のイメージから一変した結果、主人公が1番ヤバい奴だった…… と烙印が押されたのはいったい誰?

主人公、正義感あふれるヒーローじゃなかった…

諫山創さんによる大ヒットコミックス『進撃の巨人』第33巻(講談社)
諫山創さんによる大ヒットコミックス『進撃の巨人』第33巻(講談社)

 少年マンガに登場するキャラクターのなかには、物語が進むにつれて印象がガラリと変わることがあります。もちろん主人公も例外ではなく、結果的に主人公が1番ヤバい奴だった……と思うことも少なくありません。

※この記事では、物語のネタバレに関わる記載があります。

 たとえば人類の存亡を描いた『進撃の巨人』の主人公、エレン・イェーガーも連載初期から大分印象が変わった人物です。巨人化の力を持つ彼は当初“人類の希望”のような立ち位置で描かれていましたが、徐々にその立ち位置から遠ざかるように。

 エレンにいったい何が起きたのか詳細は伏せますが、彼の変貌ぶりを強いて言うなら原作1巻と33巻の対比構図がいい例でしょう。というのも1巻の表紙では超大型巨人とエレンが対峙しているにも関わらず、33巻の表紙では調査兵団が巨人化したエレンに立ち向かっているのです。人類の希望から一転した彼の変貌ぶりは、ファンの間に大きな話題となりました。

 いっぽう佐藤健さん主演の実写映画が話題となった『亜人』(著:桜井画門)も、“主人公が1番ヤバい奴だった”とささやかれている作品のひとつです。同作は“亜人”と呼ばれる者同士の戦いを描いた物語で、主人公の永井圭も亜人のひとり。当初は突如自分が亜人であることが発覚し、人間たちから追われる身となる不憫な主人公だったのですが……。物語が進むにつれて、圭のクズ野郎っぷりが垣間見えるように。

 そもそも彼は、極めて合理的かつ利己的な人間。自分にとって利益にならないと判断すれば平気で友達の縁も切るうえに、自分を助けてくれた人が亡くなっても“死体がジャマだな”と障害物扱いします。もちろん彼以外にもクレイジーなキャラがたくさん存在しますが、“実はヤバかった”という意味では圭が最も当てはまる人物かもしれません。

 他にも『HUNTER×HUNTER』の主人公・ゴン=フリークスや『ニセコイ』の一条楽など、主人公が“ヤバい”作品は山ほどあります。とはいえ彼らが別の顔を見せてくれるおかげで、ストーリーにより面白みが出てくるのもまた事実。想像の斜め上をいく展開があるからこそ、私たちは作品に魅了されるのでしょう。

(マグミクス編集部)

【画像】ヤバい主人公ぞろいのマンガ

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