「仮面ライダー」生誕50周年の今こそ! プレステのゲームで懐かしの放送当時を振り返る
「仮面ライダー50周年」を迎えた2021年、改めて初代『仮面ライダー』の魅力が詰まったPlayStation用ゲームをプレイ。当時TVで見ていた世代なら反応せざるを得ない演出や「やりこみ要素」が満載でした。
リアルタイムで見ていた世代が喜ぶ演出が満載

1971年の4月から放映が開始され、昭和から平成、そして令和まで続く特撮ヒーロー、「仮面ライダー」(原作:石森章太郎 製作:毎日放送/東映)が今年2021年で50周年を迎えました。なかでも初代ライダー、藤岡弘、さんが演じる本郷猛と、2号ライダーこと一文字隼人を佐々木剛さんが演じる初期シリーズに思い入れを持つ「昭和40年代生まれ」の方もきっと多いのではないでしょうか?
悪の秘密組織であるショッカーによる手術を受け、自ら望まない形で「改造人間」となった悲しい宿命を背負った本郷猛ですが、そんな世界観を忠実に再現したゲームが、1998年にPlayStation向けにバンダイよりリリースされた『仮面ライダー』です。
「ライダー生誕50周年」というメモリアルイヤーに、改めてこのゲームをプレイしてみたのですが、その魅力は「初代・仮面ライダー」と同様にまったく色褪せないものでした。もちろんハードは初代PlayStationなので、グラフィックやゲームのシステム自体は時代を感じさせるものですが、格闘ゲームとして見ても高い完成度を誇っていると思います。
同作では、TV放送された『仮面ライダー』の内容を踏襲したストーリーモードや対戦モード、特訓モードなどがあるのですが、ゲーム自体は至って簡単です。
まず「ライダーストーリー」では初代の本郷猛がショッカー戦闘員と戦い、第1話に登場した「蜘蛛男」との闘いを皮切りに「カメレオン男(死神カメレオン)」や「蜂女」へとステージを進めていくのですが、4面の「サボテグロン」との対戦から、原作放送と同じく「2号ライダー」こと一文字隼人が登場。ここからショッカー戦闘員との戦闘後にはじめて「変身ポーズ」で仮面ライダーに変わるという、芸の細かい演出がなされています。