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格闘マンガの話をする時、だいたい出てくる作品6選。「弱虫から最強へ」の王道展開も

男同士が集まってマンガの話をするとき、必ずと言っていいほど熱く盛り上がるのが格闘マンガの話。「あの技の動きってこうだっけ?」と、だんだん実践練習になっていくのもお決まりの流れです。今回は格闘マンガの話をする時、よく出てくる名作をピックアップしました。もちろん格闘マンガに縁のなかった人も楽しんでいただければ思います!

作者のセンスと格闘愛が爆発する作品たち!

最強力士との戦いが熱い! 著:板垣恵介『バキ道』第9巻(秋田書店)
最強力士との戦いが熱い! 著:板垣恵介『バキ道』第9巻(秋田書店)

 男が格闘マンガの話をする時、だいたい出てくる作品には定番があります。そこで今回は、これまで格闘マンガに縁がなかった人も、読めばすぐに盛り上がれちゃう名作格闘マンガ5作品をご紹介します。

●格闘マンガの常識と戦う格闘マンガ:『グラップラー刃牙』

 まずご紹介したいのは、『グラップラー刃牙』(著:板垣恵介/秋田書店)をはじめとした『刃牙』シリーズです。主人公の範馬刃牙は、高校生ながら地下闘技場の最年少チャンピオンという格闘の天才。しかし、そんな刃牙の前には大きな壁があります。

 それが、地上最強の格闘家であり、父でもある範馬勇次郎。勇次郎は単身素手でアメリカ大統領の元までたどり着ける強者で……歩きながら顔で分厚いガラスを割る、ちゃぶ台を指で引きちぎる、人間の体に手刀をめり込ませるという、表現すればするほどわからない強さを持っています。

 刃牙はこの父を超えるため、日々高みを目指していますが……その過程で空手家や喧嘩師、凶悪殺人犯、原始人、想像上のカマキリなどと戦います。「最強」とは何か? 格闘マンガの常識を打ち破り続ける格闘マンガです。

●格闘愛が凝縮:『TOUGH』

 続いては、2003年から2012年まで「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載されていた『TOUGH』(著:猿渡哲也/集英社)です。主人公のキー坊こと宮沢熹一は、父の宮沢静虎から灘神影流を受け継いだ格闘の申し子。病気である父を治すため、闇の格闘大会に出場しファイトマネーを稼いでいましたが、より強い敵と戦うため『ハイパーバトル』という大会に出場し、世界の猛者たちと戦います。

 この『TOUGH』の魅力は何といってもリアルな格闘描写。打撃から寝技まで緻密にテンポよく描かれるバトルシーンは、まるで実写を見ているかのようなドキドキ感! また実在している格闘家たちをモデルにしたキャラも多く登場し、猿渡哲也先生の格闘愛がズシンと響く骨太な作品です。

●強くなる以外に生き残る道なし:『軍鶏』

 続いては『軍鶏』(原作:橋本以蔵 画・たなか亜希夫/講談社)です。主人公・成嶋リョウが両親を殺害し少年院に入るところから物語が始まるという、なかなか他にない設定のマンガです。気弱でひ弱なリョウは、少年院でイジメの対称にされますが、ここで出会った教官から空手を習い、強さとともに自分が世界で生き残る術を模索していきます。

 その後、少年院を出た後も裏社会で暴力に明け暮れる日々を送ったり、格闘大会に出場したりと、とにかく戦いのなかで勝つことでしか生き残れない場所へと自分を追い込んでいくリョウ。ダークな展開にどんどん引き込まれる格闘マンガです。

【画像】読む者を熱くさせる格闘マンガ作品。それぞれの戦う理由も深い…?(5枚)

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