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【シャーマンキング30周年への情熱(35)】豪華演出で「BoZ」登場、盛りだくさんの幕間劇

2021年4月から放送中のTVアニメ『シャーマンキング』第10話。本戦開始までの幕間劇が描かれました。原作で敵として登場し、強烈な印象を残した「あの」ユニットも、驚きの演出つきで登場しました! ほか重要な要素について掘り下げていきます。

原作でもお騒がせの仏教ユニットが登場

葉たちの前に現れた仏教ユニット「ボーズ」。錫杖マイクを構えるボーカルの米田善(左)と、エレキビワを演奏する杉本良(右)
葉たちの前に現れた仏教ユニット「ボーズ」。錫杖マイクを構えるボーカルの米田善(左)と、エレキビワを演奏する杉本良(右)

 TVアニメ『シャーマンキング』第10話は、本戦開催までの1か月間を静かに過ごす葉達の姿を描く……と思いきや、そんなしんみりした空気は最初だけで、結局みんな集まって賑やかに過ごしていましたね。しかしこれはとても大切なシーンで、まん太が感じ取っているように「同じ場所で同じ時間を過ごすだけで、少しずつわかり合えていく」ということが表現されていました。

 現代の私たちには数多くのコミュニケーション方法がありますが、相互理解のためにこれらが重要であることは昔も今も変わりません。特にリモートで仕事をすることが増えた今、それを実感している人も多いのではないでしょうか?

『シャーマンキング』では今後もこの直接的なコミュニケーションが数多く描かれます。何気ないシーンに、原作者・武井宏之先生のメッセージがぎゅっと詰まっている気がします。

 さて、今回の目玉は、何と言ってもBoZ(オーの上に長音記号の横棒)(ボーズ)の存在ではないでしょうか? ビジュアルもネーミングもダジャレのオンパレードですが、これぞ武井作品の醍醐味のひとつと言えるでしょう! そして今回、彼らのために新曲を用意してしまったというのですから、キングレコードさん太っ腹です!

 振り返れば、アニメ第5話「オーバーソウル!」ではクライマックスで前回のアニメ版主題歌が流れるという心憎い演出があり、どうなるのか注目していた方も多いと思いますが、驚きの結果となりました!

 ユニットふたりの声を担当されているのは、谷山紀章さん(米田善)と鈴木達央さん(杉本良)です。おふたりとも押しも押されぬ名声優さんですし、歌唱力にも定評のある最高の方々です。筆者は、以前制作に関わっていたコンテンツで、長年にわたり谷山さんにとてもお世話になっていたということもあって思い入れがより強く、興奮マシマシでした!!

 ちなみにこのBoZですが、世界初の坊さんアーティストを夢見て音楽修行に励んでいた元お坊さんです。ハオの仲間になった当初はBOOWZ(ふたつ目のオーに斜線)(ボウズ)と名乗っていて、日々TACK-HATZ(托鉢)に精を出しながら音楽性を磨いていたようです(「シャーマンキングゼロ」1巻より)。やっぱりダジャレのオンパレードでした……(笑)

【画像】『シャーマンキング』だからこその名場面? 敵も味方も一緒の宴会シーン(7枚)

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タシロハヤト

美少女ゲームブランド「âge(アージュ)」の創立メンバーで、長らくシナリオ、演出、監督等を務める。代表作は「君が望む永遠」シリーズ、「マブラヴ」シリーズ。現在はフリーで活動中。『シャーマンキング』の作者、武井宏之氏と旧知の関係である縁から、同作の20周年企画に参加している。
https://twitter.com/tamwoo_k