【漫画】行方不明のはずの弟と母の葬儀で再会 幼い頃の“かくれんぼ”の真実に震える
母が亡くなり、14年ぶりに実家に戻った主人公の男性は、幼い頃に行方不明になったはずの弟と再会しました。弟と実家周辺を歩いていると、幼い頃ふたりでかくれんぼをしていた納屋に行き着き……。フィビ鳥さんが公開した、謎が重なる物語の真相にゾクッとします。
弟はなぜ行方不明に? なぜ今現れた? 謎が恐怖に…
母が亡くなったと聞き、14年ぶりに実家に戻った主人公の男性は、幼い頃に行方不明になったはずの弟と再会しました。勘当同然で両親と離れていた男性は、弟が戻って来た経緯を知らなかったのです。弟と実家周辺を歩いていると、幼い頃ふたりでかくれんぼをしていた納屋に行き着き……。
フィビ鳥さん(@fibi_dori)による創作マンガ『おとうと』がTwitterで公開されました。全ては語られず、読者の想像に委ねるような描写もあり、何度も読み返したくなる不思議な読後感の作品です。
物語の後半で見えてくる弟の行方不明の真相と、謎が残る結末に、読者から「鳥肌立った」「ゾクッとした」「背筋凍った」「嫌な記憶は人間忘れてしまえる」「理解したら一気に怖くなる」などの声があがりました。
作者のフィビ鳥さんに、お話を聞きました。
ーーフィビ鳥さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
小学生のとき、人から誘われて描き始めました。
ーー『おとうと』のお話はどのようにして生まれましたか?
プロットは1年ほど前にふと浮かびました。
ーー今回のお話を描くうえで工夫なさった点、心がけた点などはありますか?
幼い頃の「物置きが怖い」という気持ちをたぐり寄せながら描きました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。
寺山修司の俳句「かくれんぼ 三つかぞえて 冬となる」を引用してくださったコメントです。あとは、この物語から連想し、ご自身の過去の体験を語ってくださったコメントも印象に残っています。その方のお話を読んだ私自身、この物語の原体験のひとつとも言えるような幼少期の記憶を思い出しました。
普段は忘れ去っている過去の出来事のなかに、今作っている作品の原型が潜んでいるのかもしれません。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
短いマンガを中心に、不定期に発表していく予定です。
(マグミクス編集部)