漫画『スパイダーゲドン』で全次元スパイダーマンが集結、未登場の日本発主人公も注目?
全次元からスパイダーマンが集合する『スパイダーゲドン』は、日本語版も発売され、東映版スパイダーマンも登場しましたが、それでもなお未登場の日本発スパイダーマンが存在します。
コミック、映画、ゲームの境界を飛び越える作品

2016年に翻訳コミックとしてベストセラーになった『スパイダーバース』の続編コミック『スパイダーゲドン』の日本語版が、2021年3月に発売されています。日本語版は2冊構成で、アニメ『SSSS.DYNAZENON』や『SSSS.GRIDMAN』の監督・雨宮哲氏がカバーアートを手掛けています。2冊を並べるとひとつの画が完成する日本独自の仕様です。さらに『スパイダーゲドン』3冊ボックスセットでは、『スパイダーゲドン:カバートオプス』というサイドストーリー1冊が追加されています。
『スパイダーゲドン』は、異なる次元で活躍するスパイダーマンたちが集められた世界を舞台とし、アニメ化も成功した『スパイダーバース』の続編ということで注目を集めている作品です。
前作と同じく、次元を超えてそれぞれの生い立ちを持ったスパイダーマンが集まることで起きる混乱と共闘を楽しむ内容になっていますが、前作で主人公的立場だったピーター・パーカーは今作でサブになり、2代目スパイダーマンであるマイルズ・モラレスが主人公となってストーリーが展開します。
マイルズ・モラレスは、2020年11月に発売されたゲーム『Marvel’s Spider-Man: Miles Morales』の主人公でもあります。さらに、日本の特撮版スパイダーマンや、彼が搭乗する巨大ロボットのレオパルドン、アニメ版スパイダーマン、映画版スパイダーマンも登場することから、コミックの世界を飛び越えたクロスオーバー作品になっています。
アニメーション映画『スパイダーバース』の続編である『スパイダーバース2(仮)』も製作中の現在、この『スパイダーゲドン』に出てくるスパイダーマンたちが新たな映像作品に登場する可能性も考えられます。映画版だけでは知ることのできないスパイダーマンの世界を楽しめる作品として、そして大ヒット作『スパイダーバース』の入り口としてもおすすめの一冊です。