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『ウマ娘』ブルーレイ11万枚の衝撃。アニメ配信全盛の時代に「未踏の記録」なるか?

「アニメは配信で視聴」が主流の現在、「ウマ箱2」を超える記録の可能性は?

『ウマ娘 プリティーダービー Season1』のブルーレイ、「ウマ箱 第1コーナー トレーナーズBOX」(東宝)
『ウマ娘 プリティーダービー Season1』のブルーレイ、「ウマ箱 第1コーナー トレーナーズBOX」(東宝)

 約10年ほど前までは、TVアニメはDVDの売り上げが利益に直結する形となっていました。しかし、現物を流通させる形式では海外展開が難しいなど、さまざまな事情があり、現代では配信での視聴が主流となっています。

「ウマ娘」のブルーレイは全4枚であることが明かされています。1を買った人が2を買わないこともしばしばあるため、売り上げは少しずつ下がっていくのが通例ですが、「ウマ娘」の場合は全巻購入特典として好きな☆3キャラを入手できるようになっています。

 キャラクター入手ガチャは次々と新キャラクターが実装されていく都合上、初期に実装されたキャラクターを手に入れ損ねている場合、入手難易度はどんどん跳ね上がっていきます。この特典は、熱烈なファンにとっては非常にありがたいものなのです。多少売り上げが落ちることはあれど、それなりの販売数を維持することは間違いないでしょう。

 かつてDVDやブルーレイをよく購入していた方であれば、アニメを見るためにパッケージを取り出し、開けてディスクを取り出し、プレイヤーに入れてからリモコンで操作して再生する……という手順を何度も繰り返していたと思います。それに対して、配信では無料で視聴できるタイトルも多く、サイトに行って目当ての番組をクリックなりタップすれば簡単に見ることができます。ディスクの収納スペースも必要ないという利点も大きく、DVDやブルーレイの売り上げは減少の一途をたどっており、熱心なファンにとってのコレクターズアイテムとなりつつある……というのが現状です。

 そのような状況下で、『ウマ娘」が叩き出した「11万枚」という数字は非常に大きな意味があります。アプリとアニメの連携を取ることのできる会社であれば、同様の手法をさらに強化してくることは十分に考えられるでしょう。しかしアニメとアプリ、双方で「ウマ娘」ほどのクオリティを担保できる会社やタイトルは、現状日本国内には見当たりません。配信の影響力が今後ますます強くなることを考えると、今後この数字を上回るのはかなり難しいと言わざるを得ないでしょう。

 もしかしたら、『ウマ娘」は前人未踏・不滅不倒の記録を打ち立ててしまったのかもしれません。

(ライター 早川清一朗)

【画像】アニメのブルーレイ販売で「記録」を打ち立ててきた作品たち(5枚)

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