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40代コロコロ中年、バッテリーの進化で子供時代の悩みを思い出す。大人のRCカーライフ(8)

1980年代を「コロコロコミック」とともに駆け抜けた少年たちは、今や40代となりました。ふとしたきっかけで子供のころの愛機、ホットショットを再び手にした筆者は、組み立てとコースデビューを経て、より快適なRCカーライフを目指してリポバッテリーの導入とメタルベアリングへの換装を行いました。さてその結果は……?

延々とRCカーを走らせることができる喜び

雨天の合間をぬって、ようやく試走にこぎつけた筆者の「ホットショット」(以下すべて筆者撮影)
雨天の合間をぬって、ようやく試走にこぎつけた筆者の「ホットショット」(以下すべて筆者撮影)

 人生で二度目となる、タミヤのRCカー「ホットショット」との日々も、衝動買いから半年以上となりました。より高性能なリポバッテリーを購入し、さらにベアリングを換装したのでコースに行って試運転……と思いきや、雨に次ぐ雨。

 筆者の愛車「ホットショット」はオフロードマシンなので室内コースでは走らせることはできません。なかなかタイミングが合わず、せっかく組んだマシンをテストすることすらできませんでしたが、どうにか仕事を開けられる日と好天が重なり、車を走らせコースへと向かいました。今年2021年の5月は、雨が多すぎましたね。

 今回も、向かったのは「新北総サーキット」。到着したら早速走らせて……と言いたいところですが、実はホットショットは現行のオンロードマシンよりもひと回り大きいため、タイヤとバンパーを外さなければ通常使われているRCカーバッグに入らないという問題点があります。

 次の改善点はここでしょうが、それはとりあえず置いておき、ホットショットを組み立てながらサーキットのオーナーさんにリポバッテリーの使い方をレクチャーしてもらいます。

 筆者が購入したリポバッテリーの容量は3000mAh。充電器側でバッテリーに送り込む電力を調整して急速充電することもできるのですが、3000mAhなら3アンペアずつ送り込むのが基本とのこと。充電器の使い方を教えてもらい、実際に充電をしてみたのですが……とにかく早いです。フル充電までわずか26分というスピードでした。

 そして実際にコースで走らせてみると、それまで使っていたニッカドバッテリーとはまるでパワーが違います。しかもバッテリーが持つ時間も圧倒的に長く、40分以上走らせることができました。つまり、2本のリポバッテリーを用意して交互に使い続ければ、延々とドライビングを楽しめるのです。

 子供のころを思い返せば、友だちと連れ立ってラジコンで遊んでいても、10分もしないうちにバッテリーが切れてしまい、そのあとはファミコンで遊ぶ……というパターンが多かった気がします。バッテリーの持続時間の短さは、何本もバッテリーを揃えられない子供たちにとっては悩ましい問題で、筆者が小学生のころのラジコンブームが持続しなかった原因のひとつにも思えます。

【画像】RCカー「ホットショット」でパワーUPを実感したパーツとバッテリー

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