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オリジナルMSを作れる『ガンダムブレイカー』の面白さ。組み合わせは「垓」の単位まで?

デジタルでガンプラを遊びつくすゲーム「ガンダムブレイカー」がアニメ化され、実際にガンプラも発売されることになりました。自分だけのガンプラを作れるアクションゲームの魅力について解説します。

アニメとガンプラにも広がる「ガンダムブレイカー」

『ガンダムブレイカーモバイル』キービジュアル(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS
『ガンダムブレイカーモバイル』キービジュアル(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS

 2021年6月、新しいガンダムシリーズとして「ガンダムブレイカー バトローグ プロジェクト」という企画が発表されました。ゲーム、ガンプラ、アニメが連動して展開するという企画です。……とはいえ、中心となる「ガンダムブレイカー」(以下ガンブレ)という作品をご存じない人もいるでしょうから、そこをまず説明しましょう。

「ガンブレ」は、2013年にPlayStation3、PlayStation Vita用ゲームソフトとして発売されました。ガンプラのパーツを自由自在に組み合わせてオリジナルMS(モビルスーツ)を作り、それを戦わせるというアクションゲームです。

 発売当時、同じガンプラを扱った作品ということで、『ガンダムビルドファイターズ』(2013年)との連動キャンペーンも実施されていました。実は筆者はこの時、少しだけお手伝いしています。

 人気ゲームだったこともあって、続編がいくつかコンシューマーゲームとして販売されました。そして2019年にソーシャルゲームとして、『ガンダムブレイカーモバイル」がリリースします。筆者もリリース初日からプレイしました。テレビCMも流れているので、名前自体は知っている人はいるかもしれません。このゲームを中心に、今後はガンプラとアニメも展開するというわけです。

 アニメの監督は大張正己さん。ここで思い出す人もいるかと思いますが、『ガンダムビルドシリーズ』の外伝作品である配信アニメ『ガンダムビルドファイターズ バトローグ』でも監督を務めていました。今回、プロジェクトに「バトローグ」という名称がついているのも、何か関連性があるのでしょうか?

 ほかにも、発売予定のガンプラもいくつか発表されました。そのトップとなっているのが、HG 1/144 ガンダムヘリオス。詳細は不明ですが、主人公機と思われます。「ガンブレ」では初代主人公機「ガンダムアルテミス」がデスティニーガンダムとガンダムXをミキシングしたガンプラとして登場し、2代目主人公機「ガンダムアレウス」が、さらにガンダムF91とガンダムダブルエックスの要素を加えた設定になっていました。

 カラーリングも、これまでの主人公機と同じ白と青のガンダムヘリオス。ゲームだけでなく本物のガンプラとしても遊べるので楽しみですね。

 このほかにも、いくつか「ガンブレ」登場のガンプラが発表されています。どれもシルエットが独特で、MSが兵器であるのに対して、「ガンブレ」のガンプラはファッションに近い感覚なのか? と感じました。まさしく「ガンプラは自由だ!」ということでしょうか。

【画像】プレステでも遊べる、「ガンダムブレイカー」シリーズ(6枚)

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