【漫画】途中で“うんこ”が出たら即終了! 独特な条件で進むドキドキ感が楽しい作品
作中に“うんこ”が登場したら、その時点で物語は強制終了……。ユニークな“縛り”の設定を設けたマンガを、柴田直樹さんがTwitterで公開しています。童心にかえって、まるで動画やゲームのように楽しめる作品です。
作品を終わらせないために奮闘する登場人物たち

冒頭でいきなり主人公が語るのは、「このマンガは“うんこ”が登場すると即終了」というユニークな設定。とはいえ、“うんこ”が出そうになるシーンなんて滅多にないだろうと、すっかり油断をしていたら……。
6人組YouTuberグループ「東海オンエア」しばゆーさんの弟としても世間に知られている柴田直樹さん(@shibatanaokiii)が、『ウンコが登場したら即終了するマンガ』をTwitterで公開しました。「発想が天才」や「絵のタッチがとても好きです!」などの感想が寄せられています。
作者の柴田直樹さんに、お話を聞きました。
ーー柴田直樹さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
本格的にマンガを描くようになったきっかけは、兄にiPadをもらったことです。大学生の頃に描いていた落描きみたいなマンガを兄に見せたことがあって「マンガちゃんと描くならiPadあげるよ」と言われ、実際にもらいました。このiPadのおかげで現在受賞までこぎつけたので、ホントありがたいです。
ーー今回の作品のユニークな設定は、どのように生まれましたか?
僕の兄がやっている「ニンマリシティへようこそ」というYouTubeの個人チャンネルのお手伝いをさせてもらってた時期がありまして、もともとそのチャンネルうちのひとつのネタとして“ウンコが登場したら終了してしまうマンガ形式の動画”みたいなのを考えてました。
でも、そのチャンネルは現在は更新が止まっておりまして……。アイデアを眠らせておくのももったいないので「もう普通のマンガとして描いてしまおう!」と思って制作を始めました。
ーー作中では、“マンガの縦横無尽のカメラワーク”を生かした勢いのある描写も印象的でした。このアイデアはどのように思い付いたのでしょうか?
もともとYouTubeの動画にする予定のネタでしたから、なんとなくそれに引っ張られて“カメラワーク”を生かそうと思い付いたのかもしれません。あと「ちょっとアクションっぽいシーンも入れたいな~」と思って、ですかね。

ーー柴田直樹さんは、本作で「第88回 小学館 新人コミック大賞」の児童部門の佳作を受賞されました。おめでとうございます。受賞の感想はいかがですか?
めちゃくちゃうれしいです! 「コロコロ」は幼い頃よく見ていましたし! 特に『でんぢゃらすじーさん』シリーズの曽山一寿先生にコメントをもらえたのがすごくうれしかったです。感動しました。
ーー作品に対する読者からの反応で、特に印象に残った声があれば教えて下さい。
「小学校5年生の息子がめっちゃ笑ってました」っていうコメントが、「ちゃんと今の小学生の子にもウケたんだ!」と思えて特に印象に残ってます。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
今回は「新人コミック大賞」で受賞させていただきましたが、まだほかの賞にも投稿を続けていきたいと思っています。そして、作品が受賞してもしなくても、とりあえず制作したマンガはTwitterに投稿していきたいなと思ってます。あと不定期で4コママンガもちまちま投稿していきたいですね。
(マグミクス編集部)