【漫画】夕食が作れず「お惣菜でいい?」罪悪感を持っていた母親、考え方が変わり…
うさ/さんは、仕事と育児でバタバタだった頃、夕食をまともに作れず、お弁当やお惣菜をよく買っていました。そんな自分を責め、「申し訳ない」と思っていましたが、ある日考え方が変わり……。素敵なエピソードに反響が集まっています。
お惣菜への意識が変わる“考え方”が素敵!
うさ/さん(@usa_manga)は、仕事と育児でバタバタだった頃、夕食をまともに作れず、お弁当やお惣菜をよく買う時期がありました。そんな自分を責め、「申し訳ない」と思っていたうさ/さんですが、ある日、考え方が変わり……。
このことを描いたマンガ『「今日は惣菜でもいいかな?」から「今日は惣菜にしよう!」に変わった話』がTwitterで公開されました。一般的にお惣菜を買うことはよくないイメージを持たれがちですが、視点を変えると考え方も変わってきます。
読者からは「素敵」「いい考え」「お惣菜への価値観が変わる」「私もお弁当やお惣菜を買うたびに罪悪感でいっぱいだった」「誇りを持って作ってくださる方々がいる」「お惣菜おいしいです」「いつも助けられています」「私も感謝してお惣菜買おう」などの声があがりました。
作者のうさ/さんに、お話を聞きました。
ーーうさ/さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
最初の最初は幼稚園の頃、弟たちとお店屋さんごっこをしている時に、お人形用の自作マンガ本を作ったことです。すごく喜んでくれて、次の作品を予約してくれたり、売り切れたり、内容を見て笑ってくれたり。ホチキスと自由帳で作った豆本でしたが、人に喜んでもらえた一番最初の経験だったと思います。今でもLINEでたまに見てもらってます(笑)。
ーー今回のエピソードは、お惣菜を作る人の生活まで想像されていて素敵ですね。今回のマンガをどのような思いで公開されましたか?
「いつも私たち家族を助けてくれてありがとう」と思ってます、というお礼を言いたくて描きました。
作る側の方まで想像できるようになったのは、私が主人の単身赴任と自身のフルタイム勤務と1歳児の育児でボロボロになってた時でした。「自分ばかりなんでこんなにしんどいんだ」と余裕がなかった時だったと思います。
当時、自分の夕ご飯は、最寄駅から保育園に着くまで歩きながら食べるおにぎりだったり、ベンチで食べるパンだったりしました。究極にしんどかった時、ふとおにぎりを見て「ここにおにぎりがあるのは同じ思いで時間を費やしている人たちがいるからじゃないか」と気付きました。
それからは「スーパーありがとう」「コンビニありがとう」と思うようになり、自分はひとりじゃなくて、知らなかっただけでたくさんの人に支えられてたんだと心が楽になりました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
思ってた以上にたくさんの皆さんがそうだよね! と共感してくださってとてもうれしかったです。そして、毎日作ってます! といった作り手の方のお話も聞けたりして、このような普段は交流できない方との交流ができたのも本当にうれしかったです。
ーーTwitterでは毎週水曜日に、洗濯を工夫して楽にする方法を考えるエッセイ「洗濯マンガ」シリーズを投稿なさっています。こちらの作品を描こうと思ったきっかけなどをご紹介いただけますか?
家事の中でアウトソーシング(お金で解決)できない比重が大きいものは、洗濯が一番だと思ったからです。料理は買ったら手に入る、お皿は食洗機、掃除は自動掃除機……時間を作るため手を借りられるものは借りてきました。でも機械は衣類をたたんでくれない、しまってくれない、洗い物を仕分けてくれない、洗濯物を干してくれない。しかもほぼ毎日発生する家事です。徹底的に立ち向かいたい! と思ったのがきっかけで、いろいろ情報を集め出しました。
いろんな気付きが自分の価値観にも影響を与えてくれたので、そこを発信できたらいいなと思って描いています。あと、発信してたら教えてくださる方々もいて本当にラッキーです!
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
気付きや学び、好きなものをマンガにすることで、前向きな交流ができたらうれしいなと思っています。どうぞよろしくお願いいたします!
(マグミクス編集部)