家族旅行中、スマホばかり見ている子供たち あきれているとオチが意外!
山に遊びに来た女性が見かけた家族連れは、子供たちがスマホばかり見ていました。「せっかく家族でお出かけなのに」とため息をつきますが……。恋川はやとさんのマンガの意外なオチに、読者から反響が集まっています。
「最近の子供は…」先入観が取り払われる作品
山に遊びに来た女性は、家族連れと一緒になりました。子供たちがスマホばかり見ているのを見て、「せっかく家族でお出かけなのに」とため息をつきますが……。
恋川はやとさん(@koikawa01)による創作マンガ『家族旅行中にスマホばっかり見てるヤツ』がTwitterで公開されました。「最近の子供は……」と言いたくなりそうな光景ですが、意外なオチに、読者から「いい子たち」「今風でほんと好き」「テクノロジーって偉大」「思い込みはよくないと改めて思う」などの声があがりました。
作者の恋川はやとさんに、お話を聞きました。
ーー恋川はやとさんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
漫画家は子供の頃からの憧れでした。マンガという形で自分の思い描くものを表現することや、作品を楽しんで読んでもらえることの喜びもあり、マンガを描いています。
はじめは小学生くらいの時からノートにいろいろ描いてはみんなに見てもらって、楽しんで私の絵を見てくれていたり、喜んでもらえたりしました。中学~高校でも変わらず、大好きなゲームを題材にしたマンガなどをノートに描いていましたね。休み時間に友達に読んでもらったりとか、感想をもらえたり笑ってくれたり。
大学生ではじめてペンタブレットを使いまして、pixivやTwitter等のメディアに掲載していくようになりました。そこでも読者が楽しんで読んでくれていることがとてもうれしかったですね。
ーー『家族旅行中にスマホばっかり見てるヤツ』のお話はどのようにして生まれましたか?
これといったキッカケがあるわけではないのですが、今の時代だと「若者はスマホばっかり」とか、「なんでもスマホ」とか思われてる方が結構いるのでは……と、日常生活のなかで思いまして。先入観や固定観念で「若者がスマホを扱うことは悪いものである」と思われがちなのでは……といったところからこのお話が生まれました。
今回の作品はスマホと若者に対する先入観・固定観念をテーマにしましたが、ほかの例でも、必ずしもそうではない、ほかの視点から見てみれば、今までとは違ったものの見え方もしてくるのでは……? ということがあるのではと思います。
自分が“こう”だったので相手も必ず“こう”あるべき、それ以外は“正しく”ないといった視野の狭い考えでは、見えるものが限られてくる。自分の考え方に凝り固まっちゃうと、それ以上のものを見ることができない。みたいなことを簡潔に伝えるようなマンガにしてみようと思い、できたものになります。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
読者の方からも、先入観・固定観念による、ものの見方の限定的な視野についての声を見受けまして、まさに私が思っていたことを感想いただき、伝えたいことがマンガで描けたなと思っております。
ーーTwitterで連載中の『美術部ガール』シリーズについて、電子書籍1巻が配信中です。お話のあらすじや書籍の見どころなどをご紹介いただけますか?
ご紹介ありがとうございます。『美術部ガール』は、周りと違ったこだわりが多く、人間関係も得意じゃない、美術部に所属する内気な女の子「内田さん」と、それと真逆のイケイケタイプな隣の席の男子「関原くん」のふたりが中心の物語です。
彼も彼女と似た趣味を持つが、周りに言うのはちょっと恥ずかしい……。ライトノベルの貸し借りやアニメトークと、ひっそりとサブカルを楽しむ、ふたりの学校生活。また、内田さんの属する美術部内での思春期女子たちの欲望に満ちた会話や性癖垂れ流しの彼女たちの様子。そんなスクールライフをつづった(ラブコメの波動を感じる)コメディマンガとなっています。
電子書籍版1巻では、Web掲載では語られなかった、内田さんと関原くんのふたりだけの秘密の時間を収録しています。楽しんで読んでいただければと思います。またお話がまとまってきたら2巻も作っていきたいと思います。
ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?
現在掲載している『美術部ガール』シリーズは引き続き、彼女たちの学校生活を掲載していきたいと思います。機会があれば他のシリーズ作品も掲載していきたいですね。妖怪・人外キャラクターも大好きなので、それをモチーフとしたマンガや、昭和の時代にあったことや懐かしい雰囲気のマンガとか……。
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(マグミクス編集部)