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『スーパーロボット大戦30』新情報! 『逆シャア』時代のアムロが意外な攻撃を…

1991年の『スーパーロボット大戦』発売から早30年。2021年10月21日にはシリーズ30周年を記念した『スーパーロボット大戦30』の発売が予定されています。『機動戦士ガンダム』や『超電磁ロボ コン・バトラーV』などおなじみの作品のほか、『ナイツ&マジック』や『SSSS.GRIDMAN』など近年の話題作も参戦します。

『逆襲のシャア』のアムロがターゲットスコープを?

Nintendo Switch、Steamにも対応 画像はPlayStation4版『スーパーロボット大戦30』(バンダイナムコエンターテインメント)
Nintendo Switch、Steamにも対応 画像はPlayStation4版『スーパーロボット大戦30』(バンダイナムコエンターテインメント)

 家庭用ゲーム機タイトルとしては2017年の『スーパーロボット大戦V』以来の新たな「スーパーロボット大戦」となる、『スーパーロボット大戦30』(以下、スパロボ30)の情報がついに公開されました!

 タイトルロゴの「30」を描いたのは永井豪先生。「スーパーロボット大戦」の顔のひとつである『マジンガーZ』をはじめとして数々の作品を手掛けてきた永井先生が、30周年を記念して今度は自らの顔を前面に押し出してきたことに感慨と笑いもひとしおです。もし未見でしたら、ぜひロゴだけでも見てください。大変見事な出来栄えです。

 さて、『スパロボ30』には数多くのロボット作品が登場しますが、PV公開の際に特に話題となったのが、『逆襲のシャア』時代のアムロ・レイが初代『機動戦士ガンダム』時代の愛機、 RX-78-2に搭乗し、ターゲットスコープを使うカットです。

 初代『ガンダム』でのターゲットスコープは序盤から中盤にかけては頻繁に使用された印象深いカットなのですが、アムロがニュータイプとして覚醒するに従い徐々に使われなくなっていきます。第33話「コンスコン強襲!」でリック・ドム9機を撃墜した際にも一度も使用していません。そもそも目で見ずとも敵の位置が分かり、未来予測すらできるのですから必要なくなっていたのでしょう。『逆襲のシャア』時代のアムロはパイロットとしての総合力は向上している反面、ニュータイプ能力は衰えつつあるとされていますが、それでもターゲットスコープを必要とするとは筆者は考えていなかったので、かなり意外性のあるカットでした。

 また、ガンダム作品からは『機動戦士Zガンダム』『機動戦士Vガンダム』『機動戦士ガンダムNT』、さらに「Z-MSV」「M-MSV」も参戦すると発表されました。

「Z-MSV」とは『Zガンダム』に登場したモビルスーツを改装したバリエーション機で、かつて雑誌『B-CLUB』で模型企画として連載されていました。過去、「α」シリーズに百式改やZII、『スパロボMX』などにディジェSE-Rなど既に複数の機体が登場しています。

「M-MSV」は初代『ガンダム』から『逆襲のシャア』までに登場したモビルスーツのバリエーションで、RX78シリーズの4号機から7号機、量産型ZZガンダムや量産型νガンダムなど多数の魅力的な機体がそろっています。量産型νガンダムは『スパロボF完結編』、フルアーマー百式改が『スパロボMX』に登場しており、参加実績は十分です。ファンが思わず喜びの声をあげるような機体が参戦してくれることを楽しみにしていましょう。

「スパロボ」シリーズ新規参戦・5作品は?

新規参戦作品『SSSS.GRIDMAN』 (C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
新規参戦作品『SSSS.GRIDMAN』 (C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

 今回「スパロボ」シリーズに新たに参戦する作品は『勇者警察ジェイデッカー』『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』『マジンカイザーINFINITISM(機体のみ)』『SSSS.GRIDMAN』『ナイツ&マジック』の5作品です。

『勇者警察ジェイデッカー』は1994年から1995年にかけて放送された作品で、超AIを搭載した新型ロボットによる警察組織・ブレイブポリスのボスに任命された少年警察官の友永勇太が日々巻き起こる事件を通してロボットたちと共に成長していく物語です。『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレー役の宮村優子氏がレジーナ・アルジーン役で初のレギュラーを勝ち取った作品としても知られています。

『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』は「勇者王ガオガイガー」シリーズと1999年放送のTVアニメ『ベターマン』のクロスオーバー作品です。本来はアニメ化が企画されていたのですが頓挫し、小説とコミックという形で展開されていました。映像化されていない作品の参戦は極めてまれなため、大きなサプライズとなりました。

『SSSS.GRIDMAN』は1993年に放送された特撮番組『電光超人グリッドマン』を原作としたアニメで、2018年に放送されました。かなり斬新な世界観を持っているため、もしシナリオに採用された場合には、かなり重要なポジションを占める作品となるでしょう。

 そして『ナイツ&マジック』は、天酒之瓢氏原作のライトノベルを2017年にTVアニメ化した作品です。主人公のエルネスティ・エチェバルリア、通称エル君は元々、ロボットマニアの現代日本人だったのですが、車に跳ねられ死亡。ロボットの「幻晶騎士(シルエットナイト)」が存在する世界に転生し、情熱と欲望のままに理想のロボットを作り上げた人物です。「スパロボ」ファンのなかには自分がパイロットとしてスーパーロボット軍団の一員として戦う妄想をしたことのある方も多いでしょう。エル君はその夢を叶えたキャラクターなのです。『スパロボ30』ではファンの代表として存分に暴れて欲しいものです。

(早川清一朗)

(C)天酒之瓢・主婦の友社/ナイツ&マジック製作委員会
(C)CLAMP・ST/講談社・TMS (C)サンライズ
(C)SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design (C)2006-2017 CLAMP・ST
(C)SUNRISE/PROJECT L-GEASS Character Design (C)2006-2018 CLAMP・ST
(C)創通・サンライズ (C)創通・フィールズ/MJP製作委員会
(C)円谷プロ (C)2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会
(C)東映 (C)永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会 (C)永井豪・石川賢/ダイナミック企画
(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
(C)2005 AIC・チームダンチェスター/ガンソードパートナーズ

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