【シャーマンキング30周年への情熱(39)】天使を持霊にする正義の集団・X-LAWSとは何者なのか?
2021年4月から放送中のTVアニメ『シャーマンキング』第17話に登場した、天使を持霊にするという正義の集団「X-LAWS」とは、いったいどのような存在なのでしょうか。今後物語に深く関わってくる彼らの情報を整理していきます。
X-LAWSとは何者なのか?

昨日2021年7月22日(木)に放送のTVアニメ『シャーマンキング』第17話では、正義の集団「X-LAWS」が登場しました! 「LAW」とは「法律」を意味する言葉ですが、その名のとおり、彼らは法に則って裁きを下します。ただ……彼らが従う「法」は私たちが普段考えるものとは違います。これはのちに明らかになりますので、毎週楽しみにしていたいと思います!
さてX-LAWSは今後、物語にとって切り離せない存在となります。彼らはいったい何者なのかということを、ネタバレにならない範囲で整理してみたいと思います。原作をご存じの方も、ぜひ再確認してみてください。
X-LAWSは、何らかの形でハオに人生を狂わされた人たちで、今回登場した人物だけでなく世界各地に仲間がいます。全員がシャーマンかどうかは不明ですが、彼らの目的はハオとハオに従う者を全て罰することです。
シャーマンファイトに参加したマルコ率いる天使隊は、全員天使を持霊にしています。今回名前が登場した「ミカエル」「ガブリエル」「ラファエル」「ウリエル」「メタトロン」「サリエル」「レミエル」はいずれも、天使と言えばすぐに名前があがるほど有名な存在ですが、マルコはこれを、銃弾を媒介に現出する神クラスの霊だと言っています。
一方、道蓮の持霊である馬孫は「天使の持霊など見たことがない」と言っています。蓮は「精霊クラス」というものに関係があると解釈することで自分を納得させているように、その真偽を怪しんでいる節があります。
というのも、天使は諸説ありながらも神の使いという点で認識が共通しているからです。人間がそれを使役することについて怪しむのは当然と言えるでしょう。ましてあのロボット的なビジュアルともなればなおさらです(武井先生の趣味が色濃く出ていると言うこともできますが……格好いいですよね!)。
これらの謎についても、やがて物語のなかで明らかになると言うほかないのですが、実は今月発売の「少年マガジンエッジ」8月号に掲載されている『SHAMAN KING マルコス』で新設定が公開されており、さらに説得力を高めています。そこだけを読んでも分からないものではありますが、作品誕生から20年を経て、今なお世界観が広がり続けているのは素晴らしいことだと思います。
特定のキャラ・グループにだけスポットを当てられる、スピンオフだからこそできる深掘りでもあり、みなさんにはシリーズ作品全てを、ぜひお読みいただきたいと思います!