「アニメーション呪術廻戦展」の見どころは? 原画に込められた演出意図も必見
2020年10月から2021年3月にかけて放送されたTVアニメ『呪術廻戦』の戦いの軌跡を追体験できる展示会「アニメーション 呪術廻戦展」が、「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」で開催されています。実際にアニメーション制作に使用された資料や等身大の五条悟フィギュアなど、ファン必見の内容が盛りだくさんのイベントです。
アニメスタッフの「狙い」がわかる展示内容
2018年に「週刊少年ジャンプ」で連載開始して人気を博し、2021年には単行本の累計発行部数が5000万部を突破した『呪術廻戦』(作:芥見下々)は、2020年10月から2021年3月にかけてTVアニメ化されました。
このアニメでの戦いの軌跡を追体験できる展示会「アニメーション 呪術廻戦展」が、東京・渋谷モディ2Fの「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」で前期・後期に分けて開催されています。実際にアニメーション制作に使用された資料や等身大の五条悟フィギュアなど、ファン必見の内容が盛りだくさんのイベントです。
前期日程は7月2日(金)から8月1日(日)までとなっており、TVアニメの1話から13話で繰り広げられた「呪胎戴天」「幼魚と逆罰」編の展示が行われています。
後期日程は8月6日(金)から9月5日(日)までの開催予定となっており、TVアニメ14話から最終回までを扱った「京都姉妹校交流会」「起首雷同」の展示が行われる予定です。
今回は、前期日程が開催中の「アニメーション呪術廻戦展」会場の様子をご紹介します。
まず会場でファンを待ち受けているのは、入り口わきに展示された大型キービジュアルです。主人公・虎杖悠仁が右手に呪力を宿し、何かに挑みかかる姿が描かれ、非常に迫力あるものとなっています。
会場に足を踏み入れると目に入るのが、アニメ制作で実際に使用された原画の数々です。今回のイベントでは原画のすぐそばに朴性厚監督や瀬下恵介アニメーションプロデューサーによるコメントが書かれており、どのクリエイターがどのシーンを担当しているのか、演出意図は何なのか……など、詳細な情報が記されています。
五条悟の領域展開「無量空処(むりょうくうしょ)」は、原作者である芥見先生の協力を得ながらギリギリまで粘って調整していた……など、製作現場で繰り広げられたエピソードも紹介されています。
静止画である原作マンガを動きのあるアニメーションにするために、絵と絵の間をつなぐ「動きの演出」がどのように考えられているのか、興味のある方には極めて貴重な情報といえるのではないでしょうか。