漫画の世界にも多くある「失言」シーン。キャラと一緒に心が痛んでしまう…?
マンガやアニメの好きなセリフで盛り上がることは多々ありますが、キャラクターの「うっかり発言」も印象に残りやすいようです。発言したキャラクターだけでなく、読者もつられて心が痛くなってしまうセリフとは……?
きついからこそ印象的な演出効果?
アニメやマンガを見ていると、思わず「言っちゃ駄目だろう」とツッコみたくなるセリフに出会うこともあります。アニメやマンガのキャラクターの「印象的な失言」はネットでも話題になり、さまざまな作品のシーンを挙げる意見が集まっています。
※この記事では、『鋼の錬金術師』『HUNTER×HUNTER』のキャラクターの生死に関わる記述がありますのでご注意下さい。
例えば、『鋼の錬金術師』に出てくる主人公・エドワード(通称:エド)の失言。ヒロインのウィンリィの両親を殺害した疑いのあるスカーと対峙したエドは、「てめぇが殺した医者の夫婦に覚えは無いか!!」と言い放ちます。しかしその瞬間、近くにいたウィンリィもエドの言葉を聞いてしまうのでした。
ウィンリィは両親の仇がいると知り、拳銃を手にしてスカーを殺そうとする事態に。ファンからは「普段明るいウィンリィを人殺しにしかけた発言でひやひやした」「エドに悪気はないけど最悪のタイミング」といった声があがっています。
『HUNTER×HUNTER』にも失言シーンがありました。主人公のゴンが先輩ハンターであるカイトの仇、ネフェルピトーを発見した場面で、ネフェルピトーは人助けをしており、ゴンたちに対しても敵意は感じられない状態でした。
キルアはゴンに、「ネフェルピトーを殺したらカイトは元に戻らない」と冷静な言葉をかけます。しかしゴンの怒りは収まらず、「キルアは…… いいよね、冷静でいられて」「関係ないからっ」など、心ない言葉を連発。怒るゴンと同様にキルアも傷ついているはずで、普段は仲良しなふたりのやりとりに多くの読者が心を痛めました。
ほかにも『ONE PIECE』でルフィがウソップと喧嘩して一味をやめるように言いかけた場面や、『進撃の巨人』でさりげなく巨人の正体を言うライナーなど、ファンが衝撃を受けた数々の失言シーンは、読む者を揺さぶるような演出効果をもたらしているようです。
(マグミクス編集部)