40代コロコロ中年、「2台目」に手を出す!大人のRCカーライフ(9)
1980年代を「コロコロコミック」とともに駆け抜けた少年たちは、今や40代となりました。ふとしたきっかけで子供のころの愛機、ホットショットを再び手にした筆者は約35年ぶりのRCカーライフを楽しみ始めましたが、ある日、家に注文した記憶の無い荷物が届き……?
グラスホッパー本体を超える、パーツのお値段…
2台目のマシン、グラスホッパーが到着しました!
いや、ホントに買った記憶はなかったのですが、Amazonの履歴を見ると、確かに注文していました。お酒を飲みながらAmazon見ていたのです。実のところ、グラスホッパーは昔から少し欲しかったので、きっと筆者のなかに眠っていた少年の心が働いたのでしょう。
小学生の頃、友人がグラスホッパーを持っていて、モーターの出力が低いためスピードこそ遅いものの稼働時間が長く、バッテリーが切れてしまった他のマシンを尻目に悠々と走り続けていたのをうらやましげに見つめていました。小学生の頃の自分を裏切ることはできません。
というわけで返品はしません! この子はうちの子です!
ただし、このとき購入したのは本体のみ。プロポは昔とは違って1台に複数のマシンを登録できるため新しく買う必要はありませんが、それでも受信機とスピードコントローラーは必要です。それに、今はリポバッテリーのおかげで長時間稼働できるので、パワーの低いモーターを使って稼働時間を延ばす必要もありません。
というわけで、いつもお世話になっている新北総サーキットのオーナー様に相談し、お勧めの機材を見繕ってもらいます。特に今回は、前から気になっていた「ブラシレスモーター」を導入しようと思ったのですが……ひとつひとつのパーツがグラスホッパーの本体並みかそれ以上の値段なのですね。しかも、良いパーツとなるとさらに上があるんですか……。まさしく「沼」といっていいでしょう。
新しいモーターとアンプに受信機、ついでにメタルベアリングも合わせたお値段は、グラスホッパー本体キットの3倍以上。少々ひるみましたが、「安いパーツを買って安物買いの銭失いになるよりは……」と、購入を決意します。
そこで向かったのが、こちらもいつもお世話になっているチャンプ八千代台さん。筆者が訪れた日もドリフトコースは盛況です。ホットショットやグラスホッパーのようなオフロードマシンに心が囚われている筆者には縁のない世界ですが、いつかあそこに混じる日が来るのでしょうか?