打ち切り「ジャンプ」作品 ファンの愛が特に深いのは?
「週刊少年ジャンプ」といえば多くのヒット作を輩出する反面、連載陣の人気争いが厳しいことで知られています。たとえば2021年4月5日には『仄見える少年』、6月21日には『灼熱のニライカナイ』が連載終了を迎えました。しかし打ち切りといわれるマンガのなかにも、ファンたちから根強く愛されている作品は多いようです。
連載終了後にメディア展開!?

連載陣の人気争いが厳しいことで有名な「週刊少年ジャンプ」では、残念ながら打ち切りになってしまったマンガも数知れず。なかには「好きだったのに……」と嘆き悲しんだ作品も多いかと思います。たとえば2021年4月5日には『仄見える少年』、6月21日には『灼熱のニライカナイ』が連載終了を迎えました。ネット上では「打ち切りといわれてるマンガのなかで1番好きな作品は?」という話題が大盛り上がりに。ファンの間でひときわ声の多かった作品をいくつかご紹介します。
まずは、藍本松先生による『保健室の死神』から。同作は「ヒトの心に取り憑いて悪事を働く“病魔”」と「病魔を食らう力を宿した養護教諭」を描いた学園ホラーコメディで、2009年41号~2011年29号にわたって連載されていました。しかしまだまだ続くと予想されながらの単行本全10巻で終了となり、ネット上には「もっと続くと思っていただけに本当残念」「いまだになぜ終わったのかがわからない」などと連載終了を悔やむコメントが。
とはいえ物語としては円満に終わっているようで、打ち切りという印象が薄いという意見も少なくありません。ちなみに現在藍本先生は、「ジャンプSQ.」にて『怪物事変』を連載中。同作も『保健室の死神』と同様にオカルト要素が楽しめます。
いっぽう『るろうに剣心』の作者・和月伸宏先生による『武装錬金』も、連載終了を悔やむ声が多い作品のひとつ。同作は2003年30号より連載が始まったバトルファンタジーで、武装錬金の力を手に入れた主人公・武藤カズキを中心に物語が展開されていきます。
残念ながら単行本全10巻(文庫版は全5巻)で連載終了を迎えていますが、実はその後にドラマCD化、アニメ化、ゲーム化などさまざまなメディア展開を果たした非常に珍しい作品。ストーリーもファンから支持されており、ネット上では「打ち切りとは思えないレベルのクオリティ」「できることならもう1度復活してほしい」といった反響が相次いでいました。
その他にも『ものの歩』や『エム×ゼロ』なども人気の様子。たとえ早くに連載終了を迎えてしまっても、多くの人の心の中で作品は生き続けているようです。
(マグミクス編集部)