【シャーマンキング30周年への情熱(40)】出雲で開催の「シャーマンキング展」、会場の様子と物販グッズは?
2021年7月22日より島根県出雲市で開催中の「シャーマンキング展」ゴーイング出雲。前日の「オンラインファンミーティング」とともに、趣向を凝らしたイベントの取材レポートをお送りします。
ファンミーティングで「出雲展」開催のきっかけが明らかに
TVアニメ『シャーマンキング』の放送は、東京五輪のテレビ中継に合わせて2週間休止となっています。そこで今回は、開催中の「シャーマンキング展 ゴーイング出雲」(以下、ゴーイング出雲)の模様をお届けしたいと思います。
まずは開催前日となる2021年7月21日に行われた「オンラインファンミーティング」と、22日の開催当日の様子などをご紹介します。なお会場へは感染対策には最大限の注意を払った上で、筆者が取材に赴きました。
「オンラインファンミーティング」は、「ゴーイング出雲」の会場となる出雲文化伝承館にて、21日20:00よりYouTube Liveで配信されました。「少年マガジンエッジ」編集長・吉田さんと、編集部の方による進行で、さまざまな魅力の紹介や質疑応答のコーナーがあり、なかなか見応えのある1時間でした(事前の告知では「出演:編集部Y田さんと二代目Y田さん」となっていたのですが、普通に本名で登場していましたね)。
ここで紹介されていた「ゴーイング出雲」の特徴としては、「原画枚数は前回から減っているが、会場の雰囲気との組み合わせがとても良い」ということが挙げられていました。出雲文化伝承館は、主人公・麻倉葉の実家のモデルになった場所ということで、吉田さんは「シャーマンキングの世界に入り込んだようだ」と感想を述べていましたが、このことは筆者も後に身をもって体感することになります。
他には、以前は見づらかった原稿に展示の工夫をしたり、デジタルで描かれた『シャーマンキング0-ZERO-』の複製原画や出雲展ならではの原稿を展示したりと、新しい要素があるとのことでした。
質疑応答は事前にTwitterで募った質問に答える形でしたが、「ゴーイング出雲」が実現したきっかけについて印象的なお話がありました。出雲文化伝承館さんが、同施設が麻倉葉の実家のモデルになっていることを知り、SNSで告知をしていいか確認の電話を編集部にしたことが始まりだそうです。いわゆる「聖地」は、会場側が何も知らないケースも多いなか、このような関係は実に温かみを感じます。筆者は実際に現地取材を行って、それを心底実感したのでした。
筆者が訪れたのは翌22日。「ゴーイング出雲」の開催初日です。初日だけは細かく入場時間が区切られており、いわゆる「密」を感じることは何もありませんでしたが、敷地内で写真撮影などを楽しむファンの姿が見られ、開催を待ち望んでいた人びとがいたことに嬉しくなりました。