【漫画】深夜の会社で社畜女性が部長にされたこととは… 衝撃の展開に読者騒然!
「理解してもらえないかもしれないが、私は案外この仕事が好きだ」……そんなモノローグで始まる物語。夜遅くまで会社に残っていた女性は、部長に「この前の話、考えてくれましたか?」とたずねます……。羽流木はない(わるぎはない)さんのマンガが驚きの展開に!
ちょっと怖い展開…でも最後は一件落着?
「理解してもらえないかもしれないが、私は案外この仕事が好きだ」……そんなモノローグで始まる物語。夜遅くまで会社に残っていた女性は、部長に声をかけられます。そこで女性は「この前の話、考えてくれましたか?」と部長にたずねます……。
羽流木はない(わるぎはない)さん(@warugi871)による創作マンガ『お仕事をがんばる女性の話』がTwitterで公開されました。「仕事」をテーマとしつつ、途中から驚きの展開となる物語に、読者から「これは新しい」「いい話」「ちょっと怖いけど面白かった」「思ってた方向と全く違う」「上司が一番怖い」「私もやりたい」などの声があがりました。
作者の羽流木はないさんに、お話を聞きました。
ーー『お仕事をがんばる女性の話』は意外な展開に驚きますが、お話はどのようにして生まれましたか?
私自身が会社を辞めるというのがかなり苦手なので、「怪異か白馬の王子様助けてくれ~」と思い、今回の話を思いつきました。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。
TwitterというSNS利用層の特性的に想像はしていたのですが、予想以上に上司や管理職という存在そのものへの鬱憤がたまっているなと感じました。なので、その分、上司の方(たぶん)の「怪異に頼む勇気を退職でも出してほしかった」という嘆きのコメントは印象深かったです。
上司に問題があるように描きつつ、一方的に辞める会社員にも恐ろしい側面があるかもしれないということを、いけにえという要素を足すことでうっすら残しておいたのですが(とはいえシンプルな方が読みやすいですし、お好みの苦さで食べてほしいです)、なんにせよ働く人はみんな大変だなあと思います。みなさんお疲れ様です。
ーー単行本『ホワイト会社に首ったけ!』が発売中です。お話のあらすじや単行本の見どころなどをご紹介いただけますか?
ものすごいホワイトな環境の会社だけれど、唯一の上司が不気味な生首……! というヘンテコなマンガです。業務はほぼなく、ボードゲームばかりをやります。なぜ主人公である青田さんはそんなホワイトな環境でぬくぬく働けるのか。全1巻でお求めやすいかと思いますので、ぜひ読んでみてください。
ーー「ヤンマガWeb」にて2021年8月16日から連載がスタートした『百合の園にも蟲はいる』の原作を担当なさっています。こちらの作品についてもご紹介をお願いいたします。
生徒を自殺で失った先生がボロボロになりながら、「私立の名門女子校」という男性にとっては本来縁がないはずの、ある種の異世界に来てしまう話です。間違った手法と知りつつ、あがきながら、生徒たちの問題を釈然としない形でゆるっと解決していきます。作画担当のはせべso鬱先生の妖しい絵がとても魅力的なので、ぜひ読んでほしいです!
ーーTwitterで精力的にマンガを公開なさっています。創作するうえでの原動力になるものはありますか?
たぶん、世界が滅んで私ひとりになっても変わらず空想したり創作したりするタイプなので、原動力などはありません。ただ、つらい時の方がイキのいい想像が獲れるので、生きる苦しみが原動力かもしれません。
(マグミクス編集部)