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大手企業もひしめく「バーチャルマーケット6」が開催中。開催3年で100万人規模へ成長

コミュニティの力で来場者が114万人へ

BEAMSのブースで販売されている「PUI PUIモルカー」の3Dアバター。全部で5種類
BEAMSのブースで販売されている「PUI PUIモルカー」の3Dアバター。全部で5種類

 初めての「バーチャルマーケット」が開催されたのは、2018年8月26日。来場者は約1500人でした。しかし、回を重ねるごとに、出展サークルや企業、来場者が急増。2020年12月19日(土)~2021年1月10日(土)に開催された前回の「バーチャルマーケット5」では、約1200サークル、74社が出展し、約114万人もの来場者を記録したのです。その急成長の秘密について、「バーチャルマーケット」を主催する「VR法人HIKKY」のPRチーフ大河原あゆみさんに聞きました。

「『バーチャルマーケット』は広告を一切使っていません。サークルに参加されているVRクリエイターさんはインフルエンサーでもあるので、それぞれにファンを抱えていて、『あの人が出展するから見に行ってみよう』という形で広がっていく。そういったコミュニティの広がりやクチコミによって、1500人が114万人にまで成長しました」

 イベントの注目度も規模も右肩上がりで成長していますが、原動力となったのはバーチャル空間での日々の生活を楽しみ、愛する人々でした。そのため今回の「バーチャルマーケット6」では、大きな変革を行ったといいます。

「前回は応募があったサークルすべてを受けつけた結果、会場がものすごい広さになってしまい、来場者に負担をかけてしまいました。今回は出展サークルの数に上限を設け、新たに出展費用をいただく形に変更しています。そうすることで、出展商品の精度が上がり、来場者さんとの良い出会いにつながると考えたのです。

 企業出展は、今回61社になりました。VRの今を本気で知ろうとしている企業、あるいは現実とバーチャルの融合、DX化などのヴィジョンまで共有できる企業にご出展していただいています。そもそも、VR空間にも現実に比するような生活圏や経済圏を作って、『バーチャルで生きる』という人の多様性が認められる場所を作っていきたいというのがHIKKYや『バーチャルマーケット』のはじまりなので、ユーザーの皆さんにご納得いただける形を常に模索しています。」(大河原さん)

 一見すると、VRに馴染みのない人には敷居が高そうな「バーチャルマーケット」ですが、VR機器がなくてもPCさえあれば、無料で24時間いつでも参加可能。参加方法は、「バーチャルマーケット」公式サイトで丁寧に解説されています。

 また、参加できるのは一部のブースだけになりますが、「Vket Cloud(ブイケットクラウド)」のサイトを経由すれば、スマホやタブレットでも「バーチャルマーケット」を体験することができます。

 VR空間での生活や楽しさを知ることができる入口でもある「バーチャルマーケット」。
興味のある人は、この機会に一歩踏み出してみませんか?

(丸本大輔)

※「バーチャルマーケット6」の出展内容や入場方法の詳細は、公式サイト(https://vket6.v-market.work/access)でご確認下さい。

※スマホやタブレットで「バーチャルマーケット6」を体験する場合は、Vket Cloud(ブイケットクラウド https://vket6.vketcloud.com/)のサイトをご確認下さい。

【画像】「バーチャルマーケット6」でリアルな秋葉原駅や買い物を楽しむ様子(13枚)

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