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『呪術廻戦』再登場が望まれるキャラ4人 ファン心理は複雑…

劇場版の公開が待ち望まれる『呪術廻戦』。主要キャラクターたちが生死を賭け、実にハードなドラマが展開されています。そうしたなか再登場が今もなお待ち望まれている人気キャラたちをご紹介します。

『呪術』において“再登場”は有り得るのか? 複雑なファン心理も解説

著:芥見下々『呪術廻戦』第1巻(集英社)
著:芥見下々『呪術廻戦』第1巻(集英社)

 アニメも連載も絶好調。ついには映画化も決定した『呪術廻戦』(著:芥見下々)。うねるように構成されたストーリー展開はもちろんのこと、敵味方問わず魅力的なキャラクターが数多く登場するのが本作の醍醐味です。連載が進むにつれ呪霊たちとの死闘はますます熾烈なものに。それにつれて命を落としたり、フェードアウトしたりする者も現れました。本稿ではそうした惜しまれつつも『呪術』舞台から降りてしまったキャラクターをピックアップ。SNSで再登場が望まれている『呪術』キャラたちを紹介してきます。

※本稿ではキャラクターの生死に関する記述が多分に含まれているので、その点ご注意いただければ幸いです。

●オカルト研究会の佐々木先輩

 最初は平和だった頃からのピックアップ。物語の序盤、虎杖が所属していた杉沢第三高校オカルト研究会の佐々木先輩です。おかっぱメガネのかわいい人でした。両面宿儺の封印を解いた張本人であり『呪術』の物語は彼女から始まったいっても過言ではありません。普通の高校生だった虎杖を知る貴重な人物としての再登場が望まれています。なお下の名前は「せつこ」です。

●吉野順平

 「な…んで?」 これは吉野順平が遺した最後の言葉であり、このシーンを読んだ私たちの心象でもあります。胸に杭をうたれたような衝撃が走った場面でした。正直のところ真人の術式「無為転変」で作りかえられてしまった人間が元に戻ることはないので、時間が戻らない限りにおいて再登場は難しいかもしれません。母の凪さんもまたしかり……大事な言葉を授けてくれた人が次々に死亡し、遺言となっていくのが『呪術』のなんともつらいところでもあります。

●七海が救ったパン屋さんの店員

 お次はかなりの脇役です。七海建人がサラリーマン時代に行きつけにしていたパン屋さんの女性店員。人当たりがよく、一見無愛想な七海ともフランクに会話できる女性です。下級呪霊に憑かれており、七海が親切心から祓ってあげることに。このときの感謝の言葉が多忙なサラリーマン生活に磨耗していた七海の心を動かし、再び呪術師へと戻る決心を与えるきっかけとなりました。キャラクターデザインもかわいらしく、「ジャンプ」本誌の第1回キャラクター人気投票では19位にランクイン。何かのタイミングで登場しようものなら……泣いてしまいそうです。

●七海建人

 パン屋さんの店員を挙げた段階でどうしてもナナミンの死を避けることはできませんでした。芥見先生もお気に入りのキャラであり、『呪術』の良心でもありましたが、公式の解説から察するにストーリー上、彼の死は避けられぬものだったようです。『呪術』は一貫して「死」とどう向き合うかを描き続けてきたました。心臓を引き抜いても生きながらえることができる世界だからこそ、「死」は私たちの住まう世界よりはるかに重いものといえます。七海の死が虎杖のいう「正しい」ものだったかどうか。そんな二元論などどうでもよくなるほど、ただただ哀しいものでした。SNSでは完全な形での再登場こそ望まないにせよ”何らかの“術式を介して声だけでも聞きたい、そんなナナミンファンがあとを絶ちません。

 ここまで『呪術』の舞台から去ってしまった再登場が望まれるキャラクターを紹介してきました。人間以外にも呪胎九相図が受肉した血塗(けちず)などがSNSでは人気を集めています。長い少年マンガの歴史のなかにおいて、一度死んでしまったキャラが復活して帰ってくる展開は少なくないのですが、『呪術』の世界観においてなかなかそれは難しいかもしれません。それでも彼らの再登場を望んでしまう。これはもう、「悼む」気持ちと同義なのかもしれません。

(片野)

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