【漫画】先生「カーテンで手を拭くな!」生徒は… 4コマのオチが予測できない!
洗った後の手をカーテンで拭いてしまいがちな男子学生と、それを咎める教師。学校でよくあるシーンを題材として、キタイシ マサさんが4コママンガ『ハンカチ』を公開しています。苦しまぎれの生徒による予想外の行動が楽しい作品です。
学校での身近な“あるある”シーンからネタを連想
手を洗った後に、カーテンで拭かずにハンカチを使うようにと呼びかける先生。しかし、ある生徒がまさに隠れてカーテンで手を拭いているところを見付けられてしまいます。その生徒の苦しまぎれの言い訳とは……?
キタイシ マサさん(@kitaishi_masa16)が、過去に制作した4コマ作品『ハンカチ』をTwitterで再掲載しました。読者からは「強者vs強者」「最後のオチは予想がつくわけがないものだった」といったコメントが寄せられています。
作者のキタイシ マサさんに、お話を聞きました。
ーー『ハンカチ』のアイデアはどのように生まれましたか?
人から“ハンカチ”というお題をもらって作りました。その“ハンカチ”という単語から、学校でハンカチを忘れてカーテンで拭いて叱られる学生を連想し、「生徒がどうしても怒られたくなくて苦しまぎれの行動をしたら、面白い掛け合いになりそうだな」と思い、4コママンガに仕立てました。
ーー『ハンカチ』はどのくらいの時間で仕上げた作品ですか? また、ほかにも4コマ作品をかなり多く描いていますが、1本を仕上げる平均的な時間はどれくらいでしょうか?
この4コマはたしか3日くらいかけてネタを練ったと思います。ほかの4コマについては、私はネタ出しについてはかける時間がまちまちで、ふっと思いついてそのまま描いたのもあれば、なかなか満足いくアイデアが出ずに2週間ほど寝かせるものもあります。
マンガとして描きあげるのには大体どれも1時間前後かかります。ちなみに毎週土曜には“1時間で4コママンガを描く会”に参加していて、そこではネタ出しから始まり何から何までを1時間で完結させています。
ーー4コマ作品ならではの構成の工夫などがあれば教えて下さい。
思い付いたネタの流れのなかで、どこを4コマに切り取るといち番伝わりやすいかを工夫した結果、テンポのいいマンガになりました。読みやすくテンポが良くなるのは4コママンガのいい点だと思います。
1コマ目で廊下のざわついた感じを出して、2コマ目から4コマ目までの画面をほぼ動かさないことにより、悪事がバレた時の緊張感を出して、男の子が追い詰められるオチまでの雰囲気を作りました。
ーー作品に対する読者からの反応では、どのような声が特に印象に残りましたか?
「これ好き」と言ってくれる人がたくさんいてありがたかったです。このネタはセリフ回しを特に工夫したんですが、そこを褒めてくれた人がいたのもうれしかったです。
ーー『ハンカチ』のほかに、最近の作品でご自身が気に入っているものや、反響が大きかったものがあれば教えて下さい。
個人的に気に入ってるのは『台』という作品と『願い事』という作品です。前者は我ながらシンプルで分かりやすい良い出来になったと思います。後者ではすごく幸せな4コマを描けたので、とても満足しています。
また、最近多くの反響をいただいた『僕が』という4コマは、だいぶ込み入ったブラックなネタでした。こういう4コマはたくさんは作れませんが、完成した時の達成感は大きいです。
●キタイシ マサさん 前回のインタビュー
(マグミクス編集部)