【漫画】卒業の日「読み終わったら返しに来いよ」 時の流れに涙腺がゆるむ…
卒業を迎えたふたりの男子。お互いに自分から連絡するタイプではありません。もう二度と会えなくなるかもしれない。学校で会える最後の日に、ひとりが差し出したのは……。鈴木真澄さんのマンガが素敵な展開で心温まります。
人となかなか会えない今、改めて感じる友達の良さ

卒業を迎えたふたりの男子。お互いに自分から連絡するタイプではありません。もう二度と会えなくなるかもしれない。学校で会える最後の日に、ひとりが差し出したのは1冊の本。「読み終わったら返しに来いよ」と相手に告げ……。
鈴木真澄さん(@ma_suzuki_mnyt)による創作マンガ『エンドレス貸借』がTwitterで公開されました。SNSなどでいつでも友人とつながることができる今の時代に、物の貸し借りという極めて原始的な交流を描いた作品が大きな反響を集めています。
読者からは「それぞれの環境が変わっても変わらない穏やかな関係が素敵」「素直な感想を言い合えているのが素晴らしい」「コロナ禍で友達と疎遠になっていたけど、このマンガを見て、やはり友達はいいなと思った」「心が温かくなった」「永遠に続いて」などの声があがりました。
作者の鈴木真澄さんに、お話を聞きました。
ーー鈴木真澄さんがマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。
小学生の頃からマンガが大好きだったので、ノートに一生懸命下手くそなものを描いていました。それが現在まで続いています。
ーー『エンドレス貸借』のお話はどのようにして生まれましたか?
SNSマンガはいつも基本的に季節に合わせたネタを描いているので、秋なら「読書」をテーマにしようと。
ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声があれば教えて下さい。
とにかく多い反応が「こんなふうに本の貸し借りをする友達が欲しい」「自分もやってみたい」です。こんなに多くの人がやってみたいと思っているということは、希望は身近ですぐにマッチングしそうだなと(笑)。