マグミクス | manga * anime * game

「大ベルセルク展」開催中。ファン必見、故・三浦先生を偲ぶ「画業32年」の軌跡

「大ベルセルク展」が池袋・サンシャインシティの展示ホールAで開催中です。今年2021年5月に54歳の若さで道半ばにして倒れた三浦建太郎先生が歩んだ、32年に及ぶ画業の軌跡を目の当たりにできるイベントです。代表作『ベルセルク』中心の構成となっていますが、ファンであれば自らの目で見てほしい展示が最後に待ち構えていました。

「彼なりし亜の刻、亜なりし彼の地へ」

「大ベルセルク展」で来場者を圧倒する、巨大ゾッドの展示。大きさは幅約4.5メートル(以下すべて筆者撮影)
「大ベルセルク展」で来場者を圧倒する、巨大ゾッドの展示。大きさは幅約4.5メートル(以下すべて筆者撮影)

 2021年5月6日、代表作『ベルセルク』の完結を果たせず、道半ばにして倒れた三浦建太郎先生の32年に及ぶ画業を記念したイベント、「大ベルセルク展」が、2021年9月10日から23日(木・祝)まで、池袋・サンシャインシティの展示ホールAで開催されています。

 まず会場の入り口で出迎えてくれるのは、『ベルセルク』の主人公、ガッツが大剣を振り下ろす姿です。壁に描かれているはずの絵が今すぐにでも動き出しそうな躍動感にあふれており、三浦先生の線が生みだす命の鼓動を感じることができるでしょう。

 通路を進もうとすると目に入るのが、赤い台座に白文字で書かれた三浦先生からのメッセージです。ダークでヘビーな作風からは想像しづらいひょうきんさを感じる内容で、記されたタイムスタンプは2020年10月9日となっています。まだ誰も、三浦先生自身はこのイベントを目にすることは無いなどと、想像すらできない時期に書かれたものでした。改めてご冥福を祈るとともに、三浦先生を連れて行ってしまった神に対して「放っとけ!」と言いたくなる気持ちにかられます。

 会場に足を踏み入れると出迎えてくれるのが、ガッツの大剣のレプリカです。さらにガッツ、グリフィス、キャスカ、パックをはじめとする主要キャラクターの巨大なイラストと概要が並べられた光景は圧巻です。30年以上もの間、慣れ親しみ一喜一憂させてくれたキャラクターたち。初期のころからの読者にとっては、人生の半分から3分の2をともにしたキャラクターたちの軌跡を目の当たりにしながら、さらに奥へと進みます。

 ここからは、『ベルセルク』時代を代表的なシーンとともに追いかけていくコーナーとなります。吊るされた母親の下で拾われたガッツが傭兵として生きるなか、育ての親であるガンビーノを不慮の事故で殺して逃亡。30人斬りのバズーソを討ち、鷹の団と出会い仲間になるまでが描かれます。

 3年後、鷹の団とともに成長したガッツは不死のゾッドとの遭遇を経て、ドルドレイ要塞攻略でのボスコーン将軍との決闘に勝利するなど、さまざまな戦いを潜り抜けていきます。グリフィスは将軍へと上り詰めますが、ガッツはグリフィスと対等の人間になるべく剣で自らをもぎ取り鷹の団を旅立ち……すべてが暗転したのです。

【画像】三浦先生の圧巻の画力が迫る!「大ベルセルク展」の展示会場(8枚)

画像ギャラリー

1 2