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アニメ史に残る「主人公機」の交代劇?『Gガンダム』ゴッドガンダムの登場回

27年前の9月30日に放送された『機動武闘伝Gガンダム』24話で初登場したゴッドガンダムは、主人公ドモン・カッシュの新たな愛機として活躍します。その劇的な主人公機の交代劇は、旧主人公機の魂の継承も含めて、鮮烈に描かれています。

「決勝大会用の新しいガンダムだ!」

ゴッドガンダムがジャケットに描かれた、「G-SELECTION 機動武闘伝Gガンダム DVD-BOX」(バンダイビジュアル)
ゴッドガンダムがジャケットに描かれた、「G-SELECTION 機動武闘伝Gガンダム DVD-BOX」(バンダイビジュアル)

 27年前の1994年9月30日、『機動武闘伝Gガンダム』24話「新たなる輝き! ゴッドガンダム誕生!」が放送されました。数あるロボットアニメのなかでも、屈指の出来栄えとなる「主人公機」の交代劇が描かれたエピソードです。

 主人公ドモン・カッシュの愛機シャイニングガンダムは、チボデー・クロケット、サイ・サイシー、ジョルジュ・ド・サンド、アルゴ・ガルスキーをはじめとするライバルや、師匠にして最大の敵である東方不敗マスターアジア、最強最悪のデビルガンダムなど、多くの強敵との戦いをくぐり抜け、必殺のシャイニングフィンガーで勝利をつかみ取ってきました。

 そして23話「宿命の闘い! ドモン対デビルガンダム」で、明鏡止水の境地に至ったドモン・カッシュはギアナ高地で執念の鬼と化した東方不敗操るマスターガンダムを撃破、デビルガンダムにとどめを刺します。デビルガンダムの生体ユニットとして取り込まれた兄キョウジ・カッシュは爆発の閃光とともに消滅し、当面の危機は去ったと思われました。

 一方そのころ、第13回ガンダムファイト本戦の開催が間近に迫っていました。本戦会場であるネオホンコンには、予選を生き抜いた各国のガンダムファイターたちが集結し始めていました。ネオオランダ代表ネーデルガンダム、ネオノルウェー代表バイキングガンダム、ネオスペイン代表マタドールガンダム、ネオギリシア代表ゼウスガンダムらが観客に出迎えられながら続々と姿を現すなか、チボデー、サイ・サイシー、ジョルジュ、アルゴも無事にネオホンコン入りし、ドモンを待っていたのです。

 大会の開催まであと3時間。タイムリミットが迫るなか、ギアナ高地のドモンの前に、空からネオ・ジャパンのカプセルが姿を現します。そのときドモンは、中からちらりと見えた機体を「決勝大会用の新しいガンダムだ」と瞬時に察しました。

 崖崩れに巻き込まれかけている新たなガンダムのもとに向かおうとしたドモンでしたが、不意に姿を現した東方不敗が執念で立ちふさがります。傷ついた2機のガンダムによる『Gガンダム』前半の最後を飾る戦いが、ここに幕を開けたのです。

【画像】シャイニングガンダムからゴッドガンダムへ…激闘のなか交代した主人公機(6枚)

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