【シャーマンキング30周年への情熱(45)】仲間に明かされた、ラスボス・ハオと葉の関係
2021年4月から放送中のTVアニメ『シャーマンキング』第25話で、ラスボスのハオと葉の関係がついに仲間たちに明かされました。同時に、ハオを取り巻く状況も明らかになりました。今後の展開をさらに楽しめるよう、情報を整理して紹介します。
ついに仲間に明かされたハオと葉の関係

2021年9月30日(木)放送のTVアニメ『シャーマンキング』第25話は、ついに葉とハオの関係が仲間たち全員の前で明らかにされました。第三者の視点で全体を見ている私たちと違い、劇中のキャラクターたちは葉の出生の秘密をまだ知らなかったので、かなりの衝撃だったはずです。それでも、仲間として友としてしっかりと受け入れる様子は、彼らが集うべくして集ったという運命を強く感じさせるものでした。
この事実のほかにも、1000年前からのハオを取り巻く状況について、いろいろと整理できる状態になりました。今後をより楽しむためにも、現時点でまとめておきましょう。
1000年前、平安時代の大陰陽師・麻倉葉王(はお)は、陰陽術を極め「超・占事略決」を著したほどの才能の持ち主でした。彼は優れたシャーマンだけの世界を創ろうと画策しますが、失敗し命を奪われます。しかしすでに「泰山府君の祭」による生命のコントロールすら可能だった葉王は、以後500年ごとのシャーマンファイト参戦を視野に入れながら転生し、力を蓄えるようになります。
そして500年前、葉王はパッチ族が持つ五大精霊のひとつ、スピリット・オブ・ファイア(S・O・F)を手に入れるためパッチ族として転生し、「ハオ」と名乗るようになります。このハオの血を引いているのがシルバです。リリララのビジョンで過去を見た葉たちがハオのことをシルバだと勘違いしましたが、ハオの子孫だったから顔が似ていたんですね。つまり、葉とシルバに血縁はないでしょうが、魂の系譜としては縁者ということになります。
そしてハオは今回の転生でS・O・Fとともに生まれていますが、それには相当な苦労が伴ったようで、500年前に手に入れ育ててきた精霊も小さくなり、ほぼ「素」の状態に戻ってしまいました。さらには双子として生まれたことで、能力の一部が葉と分けられてしまったようです。
しかしそれからわずか十数年でかなり回復しています。特にS・O・Fの姿は完全に元に戻っていますね。そのために必要だったのは、大量の人間の魂でした。今回、シャーマンファイトで対戦したミイネたちの魂を食らったのと同じように……です。では、ハオがそれだけの魂をどうやって手に入れたのか、設定を紐解いていきます。