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『ジョジョ』のかわいすぎる「スタンド」3選 いかついヤカラばかりじゃない!

大人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの魅力といえばさまざまな能力を繰り出すスタンドたちですが、屈強なヤカラや気味悪系のヤツらばかりではありません。なかには思わずギュッとしたくなるような、キュートなスタンドもいるんです。

ペットとして飼いたくなるスタンドも!

 1986年12月から「週刊少年ジャンプ」で連載が始まった大人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ。2021年8月には最新シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険 Part8 ジョジョリオン』(「ウルトラジャンプ」誌上)の10年にわたる連載が完結しましたが、同年年末に第6部『ストーンオーシャン』の配信が予定されるなど話題は尽きません。

 そんな「ジョジョ」シリーズの最大の魅力といえば、なんといってもあの手この手の能力を繰り出すスタンドたちの存在ではないでしょうか? 絶体絶命のシチュエーションに陥らせるのが敵スタンドなら、そこから奇跡のごとく脱出させるのは味方スタンド。ハラハラしっぱなしの攻防戦がたまりません。スタンドは屈強なヤカラや気味悪い系も多いのですが、それだけではありません。この記事では、思わずキュンとしちゃう、かわいすぎるキュート系スタンドをご紹介します。

●第5部『黄金の風』編の「セックス・ピストルズ」

キュートなスタンド「セックス・ピストルズ」が初登場する『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』電子版第2巻(著:荒木飛呂彦/集英社)
キュートなスタンド「セックス・ピストルズ」が初登場する『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』電子版第2巻(著:荒木飛呂彦/集英社)

 イタリアを舞台とした『黄金の風』編は、ギャング組織パッショーネのチームリーダーであるブチャラティを中心とした仲間たち(ブチャラティチーム)の物語です。イタリアが舞台だからでしょうか、全員が美形でファッションセンスも飛び抜けています。そんなブチャラティチームのひとり、グイード・ミスタのスタンド「セックス・ピストルズ」が、とにかくキュートなんです。

「セックス・ピストルズ」はミスタの持つ拳銃の中に住んでいる、とんがり頭の小さな6人組スタンド。スタンド能力は、発射された弾丸の軌道を変えたり威力を増大させたりすることで、自身の攻撃力はゼロに近いもののミスタの心強い相棒です。6人にはNo.1~No.7までの番号がついており(No.4は縁起が悪いのでいない)、それぞれ、リーダー格、暴れん坊、泣き虫など性格も違います。

 この「セックス・ピストルズ」のニクイところは、スタンドのくせに(!?)わがままなんです。ミスタが「昼メシ食わなきゃみんな 働かねーんだ」と言うように、ごはんを食べさせないと仕事をしてくれません。そしてミスタがサラミを与えると、ギャーギャー大騒ぎして取り合いながらがっつきます。さらに食事のあとはお昼寝タイムなのですが……ミスタに「お昼寝は仕事が終わってからにしてくんねぇかな」と急かされると、弾倉の中から「エエーッ」「ウソォーッ」「マジカヨーッ」などと文句たらたらで、もう、たまりません!

 戦闘中のテンションの高さも魅力です。No.1とNo.2が協力しあって敵に銃弾を当てれば、ハイテンションで足を踏みならし、ハイタッチからの握手握手! ひとつの弾丸に6人が集合して敵を仕留めれば、みんなでゴキゲンにハイタッチ! でもそのかげで、No.3がNo.5を殴って「うえええ~ん」と泣かせていたりして……個性を知るほどに愛おしくなるスタンド。おしゃべりで食いしん坊で、ミスタを「ミスタ、ミスタ」と慕う「セックス・ピストルズ」は、思わずペットに欲しくなります(ただしペット扱いすると怒ります)。

●第3部『スターダストクルセイダース』編の「シルバーチャリオッツ」

子供化した「シルバーチャリオッツ」が登場する『ジョジョの奇妙な冒険 第3部』カラー版第10巻(著:荒木飛呂彦/集英社)
子供化した「シルバーチャリオッツ」が登場する『ジョジョの奇妙な冒険 第3部』カラー版第10巻(著:荒木飛呂彦/集英社)

 スタンドという能力が初設定された記念すべきシリーズ『スターダストクルセイダース』編は、空条承太郎(JOJO)をはじめとするスタンド使いたちが、宿敵DIOを倒すためにエジプトを目指す物語です。けた違いなパワーとスピードで拳をぶち込む「スタープラチナ」、破壊エネルギーを宝石のように固形化して浴びせる「ハイエロファントグリーン」、炎を操る「マジシャンズレッド」などカッコいい系スタンドが多いなかキュートなスタンドなんかいるの? と思われるかもしれませんが、いるんです、超かわいいのがひとり。それがジャン=ピエール・ポルナレフのスタンド「シルバーチャリオッツ」です。といっても本来「シルバーチャリオッツ」は中世の騎士のような甲冑に身を包みレイピアで敵を突きまくるという、他スタンドに負けず劣らずカッコいいヤツなのですが、敵の攻撃によって図らずもかわいらしくなってしまうのです。

 その敵とはDIOの部下アレッシー。スタンド「セト神」は、本体アレッシーの影と同化して、その影に触れた者を若返らせるという能力を持ちます。女性としては「ぜひお願いしますっ!」と進んで攻撃を受けたいくらいですが、『ジョジョ』の世界では有難くもなんともない、かなり厄介な能力なのです。アレッシーの影に触れたポルナレフは急速に若返り、最終的には身体も頭脳も2歳児ほどにまで戻ってしまいます。同時に「シルバーチャリオッツ」も子供の状態になり、自慢のレイピアも弾丸に当たれば折れ曲がるほど弱っちくなってしまうのです。三頭身ほどに描かれた子供チャリオッツは、甲からのぞく目も困り果てたようにオドオドして、小動物のようなキュートさです。アレッシーは弱い者いじめが大好きというイヤ~な敵ですが、こんなかわいい子供チャリオッツを見せてくれたことにだけは、ありがとうと言っておきます。

●第4部『ダイヤモンドは砕けない』編の「エコーズ ACT1」

「エコーズ ACT1」が登場する『ジョジョの奇妙な冒険 第4部』カラー版第3巻(著:荒木飛呂彦/集英社)
「エコーズ ACT1」が登場する『ジョジョの奇妙な冒険 第4部』カラー版第3巻(著:荒木飛呂彦/集英社)

 日本の架空の町・杜王町で繰り広げられる『ダイヤモンドは砕けない』編にも、キュートなスタンドが登場します。それはストーリーテラーを務める広瀬康一くんのスタンドなのですが、そもそも広瀬くん自体どこにでもいる高校生といった感じで、クセモノぞろいの『ジョジョ』ワールドにおいてはカワイイ担当キャラ。本来はスタンドとは無縁の存在でしたが、射貫かれて生き残った者はスタンド使いになるという矢の力でスタンドを持つ身となったのです。

 そんな広瀬くんのスタンドですから、かわいくないワケがない! スタンドはその人の精神力独特の形で出現するそうですが、ほやほやのスタンド使い・広瀬くんから飛び出したのは、大きな卵のようなものでした。この卵からかえったスタンドが「エコーズ」。卵からかえったばかりのACT1、それが進化したACT2、さらに進化した ACT3という3形態をもちますが、圧倒的にキュートなのは ACT1です。長い尻尾をもった爬虫類のような風貌で、くちばしのような小さな口はいつも笑っているように見えます。そして生まれたての赤ちゃんらしく、腕力はほぼゼロ状態。殴っても相手はノーダメージ(それがまたカワイイ!)ですが……音を身体に染みこませる能力で精神的に追い詰めることができるんです。「ビシッ!」「バギッ!」「ボッ」「ドヒュン」などの体内で響く音に苦しむ敵を見てちょっと自慢げなACT1。この子もペットにできたらなぁと、ついつい思ってしまいます。

(古屋啓子)

【画像】キュートすぎる!「黄金の風」アクセサリー(7枚)

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